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清水美穂子さん(ブレッドジャーナリスト)

Tree to Bar(ツリー トゥ バー)のオーガニックチョコレート

 エスメラルダ 60% チョコレートバー

最近のチョコレートのトレンドを語るのに欠かせないキーワードがBean to Bar(ビーントゥーバー)。
作り手がカカオ豆の焙煎からチョコレートの製造まで一貫して関わることですが、今回紹介するPACARIはTree to Bar(ツリートゥバー)、すなわちカカオの木を育てるところからです。

いや、カカオの木を育てる人を育てるところから、かも。

原産地エクアドルにオーガニック農法の学校を作り、農家の人たちに勉強してもらい、通常の1.5~2倍の価格でカカオ豆を仕入れているということに、情熱を感じました。

農家の人々と一緒に、カカオ豆の乾燥や発酵なども含めたすべてのプロセスに関わって、そのクオリティを管理した結果が、とびきりおいしいチョコレートになったのです。

チョコレートの国際大会でもたくさんの賞に輝いていることから、世界的に高く評価されていることがわかります。

通好みの個性的なバーがいくつかありますが、わたしが一番最初に口にしたのは味もクラシックで、定番商品だという「エスメラルダ」。
エクアドルの北部、コロンビアに近い都市、エスメラルダ産のカカオを使っています。

これが素晴らしかったのです。

チョコレートも嗅覚を働かせてゆっくりと味わうと、香水のようにトップノート、ミドルノート、ラストノートという変化が繊細に感じられるんですね。それは至福のひとときです。

エスメラルダのトップノートはバニラ香。入っていませんが、バニラのような甘い香りを感じます。
それがジャスミンのような白い花の香りになり、チョコレートが舌のうえの温度で溶け始めるころにはバナナスプリットに!バナナのようにフルーティに、そして乳製品ももちろん入っていませんが、クリームのようなまろやかなコクが感じられるのです。
そして最後に、ナッティな香ばしさが口の中に漂います。

シンプルなチョコレートなのに、魔法のようにいろいろな香味が入れかわり立ちかわり現れる。

とっておきの、魅惑的なチョコレートです。

清水美穂子さん(ブレッドジャーナリスト)

東京生まれ。おいしいパンとそれをつくる人びとを取材する一方で、日常の食事の愉しみ、bread+something good(パンと何かいいもの)を提案する日々。関連企画のコーディネート、執筆多数。総合情報サイトAll Aboutではパンのガイドを務める。著書に『おいしいパン屋さんのつくりかた』(ソフトバンククリエイティブ)『日々のパン手帖~パンを愉しむsomething good』(メディアファクトリー)。

[ウェブサイト] Bread Journal
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※本ページにはプロモーションが含まれています

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