ガトーショコラ
ダンデライオン・チョコレート

チョコレート職人の妥協無き手仕事の結実!

(4.5)
味	(4.0)
パッケージ	(5.0)
コスパ	(3.5)
見た目	(5.0)
ギフトにおすすめ	(5.0)
リピートしたい！	(3.0)

(1)届き方
「ヤマト運輸」の｢冷蔵｣で届きました。
手続きしておけば、かなり到着時間を絞れる運送会社を使って頂けたのは、ありがたかったです。

(2)受け取った時の印象
玄関で受け取ってすぐ、小ぶりな見た目からは想像できなかったしっかりした重みに少し驚きました。

(3)包装状態(1つ目の画像参照)
宅配用の段ボール箱はピッタリの大きさで無駄が無く、エコな印象で、これは好感が持てます。

(4)段ボール箱から中身を取り出した状態(2つ目の画像参照)
サイトに、「クラフトマンシップを感じられる上質な木箱に入れてお届け」とありますが、本当にその通りでした。
断じて、少し力を加えればパキッと割れるようなペラペラな木箱ではなく、かなりしっかりしています。これは高級感を加味し、贈答品としておススメです。

デザインもシンプルで、
どこに置いておいても違和感がありません。これは、絶対捨てずに再利用したいですね。
しかし同時に、“これだけしっかりした木箱なら、この入れ物だけでかなりのコストになっているのでは?”とも感じました。

(5)試食開始!
スイーツだと思い、蓋を開けた瞬間の甘い香りを期待していると
裏切られます。むしろ、かすかな酸味が香る・・・。
『なるほど、これがレモンヨーグルト、あるいはサルタナレーズンの風味か』と思いました。
ナイフで切り分けるのに、イメージしていた以上に力が必要でした。
つまり、それくらい中身がしっかりしているという事です。
「まるで上質なチーズケーキのような驚きの味わい」と書かれていますが、正にその通りでした。
もっと言えば、ケーキというより生チョコです。
卵の生臭みも全く感じないのは、サイトに書かれていた通り、「マキシマムこいたまご」を使用されているからでしょうか。
「常温では、舌の上で柔らかくほどける食感に、驚くほど豊かなチョコレート本来のフレーバー、そしてその余韻を長く感じられます」とありますが、これもその通りでした。
「冷やして食べると、レアな食感やカカオの重厚感が増す一方、甘みを抑えたすっきりした味わい」とありますが、本当にその通りでした。
チョコレートのお菓子ですが、甘くどさはありません。
ほろ苦スイーツで、スッキリしています。
「オーブンで温めると、ふっくらと軽いスフレのような口触りを楽しめます」とありますが、これもその通りで、個人的には一番好きな食べ方でした。
1.5cm程の幅にカットし、アルミホイルの上に乗せ、オーブントースターで5分ほど焼きました。表面はサクッとした食感になり、中は上質なチーズケーキの食感です。

提案されていた3つの食べ方を試しながら、『まるでコーヒーのテイスティングをしている様だ』と感じました。コーヒーは、苦味・甘味・酸味を楽しみますが、
この、「ダンデライオン・チョコレート」の「ガトーショコラ」も同じです。
子供向けの甘いだけのチョコレート菓子でもなければ、カカオポリフェノールによる健康効果だけを追求した様な容赦のない苦味でもなく、苦味・甘味・酸味を絶妙なバランスに配合した、大人が楽しめるチョコレートスイーツに仕上がっています。
コーヒー・紅茶、ミルクだけでなく、ブランデーやワイン、日本酒にも合うと思います。

この時季なら、大人のバレンタインに超おススメです!見た目は小ぶりですが、濃厚で、ケーキというより生チョコのでっかい塊の様な感じです。
腹持ちが良く、一人で一度に食べ切れるものではありません。
一人で食べるなら、数日間、色々な食べ方を楽しめると思います。

(6)その他
サイトを拝見し、本当にチョコレート好きの人たちが、職人気質を貫いて作り上げたものなのだと強く感じました。
また、「従来のサトウキビ農業によって自然界のエコシステムが破壊されてきた歴史を転換し、自然に近い土地環境に戻しながら新たな農業方法を確立することを目指してい」るという、「Native Green Cane Project」のオーガニックのきび砂糖を使っているというのも好感が持てます。

希望すれば無料で頂けるというシンプルでセンスの良い紙袋が用意されているというのも
嬉しいですね。

気になった点は5つ
(1)添付されていた冊子の文字が小さ過ぎて、読む気が失せます。“ホームページでも同じ内容をご確認頂けます”の一言を、見易い文字で添えられる事をご提案致します。
そうすればサイトから、必要とあれば文字を大きく表示して見れる訳ですから。
(2)木箱の蓋がスライド開閉式ですが、指先や爪などを引っ掛ける所が無く、
開けにくいです。それで、付されていたシールは捨てずに、蓋を開ける時だけ半分剥がして、シールを持って引っ張るようにしました。(3つ目の画像参照)シールにそのことを書いておかれるか、蓋に指先や爪などを引っ掛ける所を作って頂くと良いと思います。
(3)高級感が出る木箱なので、贈答品としてはおススメですが、味が気に入って自分用に購入したい場合は、木箱無しの簡易包装で、その分安価に購入できるものがあったら嬉しいかも・・・、です。
(4)包丁等を使って切り分ける必要が無い様に、最初から一切れずつ切り分けられており、
個包装になっているものもあったらいいのになと思いました。
(5)おススメの食べ方として、
「オーブンで温めると、ふっくらと軽いスフレのような口触りを楽しめます」とありますが、もう少し具体的に、どれ位の幅でカットし、オーブンにはどの様に置き、何度位で何分加熱する等、目安に出来る情報があれば良いのにと思いました。