お取り寄せの達人のオススメ!
下井美奈子さん(スイーツコーディネーター)
100%児童労働のないカカオ豆をつかった、しみじみ心も温かくなるボンボンショコラ
「100%児童労働のないカカオ豆って何?」
「ということは、児童労働のあるカカオ豆があるってこと?」
そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
チョコレートの原料「カカオ豆」の生産地によっては、家族を支えるため学校にも行かず子供たちがカカオ豆の収穫のために辛い労働に耐えるケースが数多くあります。
先進国に住んでいると「まさかそんな!」と思ってしまいますが、こうした児童労働はカカオに限らず今の世の中では避けられない問題の一つです。児童労働をしている子どもの数は、なんと世界で1億6,800万人も!!(2013年:国際労働機関)
とろけるような美味しいチョコレートを食べる時に、その幸せな一口の先には子供の労働があったのかと思うと、やはり心が痛みます。(念のため全てのチョコレートに児童労働が関わっているわけではありません。)
世界第2位のカカオ生産国ガーナのカカオ生産地では、児童労働が常習的に行われている地域が数多くあり、その子供たちをなんとか助け教育を支援するNPO法人のACEがあります。
カカオ豆の栽培から児童を守り児童労働をなくす取り組みをしているACEの白木朋子さん、100%児童労働のないカカオ豆を取り扱う立花商店の生田渉さん、そのカカオ豆からより美味しいボンボンショコラに仕上がるショコラティエの三枝俊介シェフ、人と人を繋いだショコラコーディネーターの市川歩美さん。皆さんの想いが詰まったショコラです。
三枝俊介シェフが清里の工房で、100%児童労働のないガーナ産カカオ豆からチョコレートにし、そのチョコレートを材料にボンボンショコラに仕上げています。
ボンボンショコラは2種。ビターはガーナの国旗をイメージし、ミルクはガーナのカラーをイメージした色彩豊かなデザインも三枝シェフが作られたもの。デザインも素敵!
とろけるような口当たりのガナッシュをゆっくり溶かしていくと、ナッティなカカオの味わいと焙煎の香ばしさが口いっぱいに広がります。癖のない、どこか懐かしいチョコレートの味わいなので、誰からも親しまれる美味しさです。
しかも1商品につき200円が、児童労働をなくすための活動支援としてACEに寄付されます。
小さな一歩に感じるけれど、きっと大きな動きになるはず。こうした取り組みがたくさんの方に伝わりますように!
「この幸せな味わいのボンボンショコラの先には、子供たちの笑顔がある。」
そう思うと、しみじみと温かい気持ちになります。
プレゼントすれば人にも伝わる、貰い手も幸せになる。
そんなボンボンショコラです。
もぉ、とってもおすすめです!!
沢山の方に知ってもらえますように!
下井美奈子さん(スイーツコーディネーター)
多数のメディアで洋菓子情報を紹介する他、講師、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーター。 実家の母が“鎌倉下井お菓子教室”の講師ということから、子供の頃からスイーツの食べ歩きや製菓製作を行う。 一般企業退職後、渡仏しパリRitz Escoffierで料理・菓子のディプロム取得。渡仏中、ル・コルドンブルー、ルノートル、フランス家庭菓子、イギリス家庭菓子など学ぶ。 2年間のロサンゼルス在住中、各国の製菓料理を学ぶ。 All Aboutでは立ち上げ当初からスイーツガイドを担当。共著には元会社同僚で運営していたOL美食特捜隊著「東京美食パラダイス」など。 日本紅茶協会認定ティーインストラクター。
[ウェブサイト] 今週の3つ星スイーツ日本経済新聞 今週の3つ星スイーツ選定委員
鎌倉下井お菓子教室
All About 洋菓子ガイド
Twitter(下井美奈子)
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