お取り寄せの達人のオススメ!

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

赤ワインと共に味わいたい、香り芳醇な“ヴィンテージ”チーズケーキ

 【販売終了】Seiichiro NISHIZONO「ガトー・カマンベールヴィンテージ」

私は、子どもの頃からチーズケーキが好きで、ベイクド、レア、スフレなど、様々なタイプのものをいただいてきました。好きが嵩じて、チーズそのものについても興味が尽きず、「チーズプロフェッショナル」という資格の勉強をして試験も受けたほどです。タイプに関わらず、チーズの味わいが濃厚なものが好きなのですが、毎年11月からは、特にチーズケーキ熱が高まる季節となります。

というのも、11月11日は「チーズの日」で、チーズファンにとっては重要なイベントデー。古代の文献によると、日本史上、チーズらしきものの製造が確認される最古の記録が、飛鳥時代の西暦700年、旧暦10月。時の天皇から、「酥(そ)」という古代のチーズ風発酵食品と言われるものの製造を命じる勅令が全国に発せられており、これを新暦に直すと11月に相当するとして、「チーズの日」が定められました。

さらに11月の第三木曜は、ボージョレーヌーボーの解禁日。軽やかな赤ワインとチーズケーキも、これまた相性のよい組み合わせです。さらに、パーティーなどの集まりが増えるクリスマスや年末年始にかけては、濃厚なチーズケーキをシャンパンやワインと共に味わう、といった大人の楽しみ方がぴったりの季節ではないでしょうか?

そんな私が、これは濃厚!と、思わず膝を打ったベイクドチーズケーキがこちら。考案されたのは、大阪の人気パティスリー「Seiichiro NISHIZONO(セイイチロウニシゾノ)」のオーナーであり、商品プロデュースや講習会など、国内外でご活躍されている西園誠一郎シェフです。

まず、封を切るとあふれ出す、カマンベールチーズの強い香りに驚かされます。生地は、独特の香気を放つ熟成されたナチュラルカマンベールチーズと、まろやかで食べやすいクリームチーズをブレンドし、生クリームや蜂蜜、卵黄などと合わせたもの。

まったりとクリーミーな口どけは、かなり低めの温度で、しっとりと蒸気を入れながら、じっくりと焼き上げているため。その食感と対比を成すように、アーモンドパウダー入りのシュトロイゼル生地の土台を、あらかじめカリッと香ばしく焼いておくのもポイントの一つです。ぴりっとした黒胡椒とエダムチーズの塩気とコクが効いていて、全体の味わいを引き締めてくれます。

冷凍便で届きますが、冷蔵庫で自然解凍した後、食べる前に少し早めに常温に出してから召し上がっていただくと、カマンベールチーズらしい芳醇な香りを、より強く感じられます。

店頭でも販売がなく、「オンワード・マルシェ」でしか買えない、まさに“ヴィンテージ”と称するにふさわしい一台。貴重なレア感にも心くすぐられます。
ブラックのコーヒーなどももちろん相性よく楽しめますが、これはやはり、赤ワインが欲しくなる味わい。普段、甘いものを召し上がらない辛党の方にも、ぜひお勧めしたいチーズケーキです。

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。

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『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
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