2018年11月、柑橘王国として知られる愛媛県で、第1回目の「えひめの愛顔(えがお)セレクション みかんジュースコンクール2018」が開催されました。愛媛県では、スイーツを通じて県産農産物を盛り上げようという「えひめスイーツプロジェクト」の活動が10年以上続けられていて、私もその仕事で度々訪ねています。そんなご縁もあって、このコンクールの審査員をさせていただいたのです。
その「愛媛県産の温州みかん100%部門」でGOLD AWARDを受賞したのが、東宇和農業協同組合より出品された、こちらの「エヒメ アケハマ12°」。“シングルオリジン”と銘打つとおり、愛媛県西予市明浜町産の温州みかんと、産地も限定。さらに糖度12度以上の果実を選抜して搾った、100%ストレートジュースです。
といっても、糖度が高ければ美味しいジュースになるというものではなく、甘味と酸味とのバランスも、非常に重要です。こちらは、温州みかんらしいまろやかな味が素直に感じられ、誰にとっても飲みやすい、爽やかな飲み心地が印象的でした。
明浜町のみかん畑は、ほぼ全てが南向きで、一日中、太陽の光を燦々と浴びて育つ環境。また、宇和海に面し、目の前に海が見下ろせる斜面にある畑なので、海からの日光の照り返しもあり、美味しいみかんができる条件が揃います。しかし、このような畑は、車も利用できないほどの急斜面で、みかんの運搬用の小さなモノレールに乗りながらの農作業となり、非常に労力のかかる場所でもあります。
加えて、2018年7月、愛媛県の各地は西日本豪雨に見舞われ、西予市も大きな被害を受けました。畑が流されるなど、復興にかなりの時間と費用を要する柑橘農家も少なからずあります。そうでなくても、農家の一年は、天候不順や病害虫に悩まされながら、実に手間隙をかけて世話を続ける日々。それでも、強い風が吹いてちょっとでも擦れて皮に傷でもつけば、規格外品として安い値段しかつかなくなります。でも、ジュースに加工するならば、少しばかり傷がついても、味のよさに変わりがなければ、しっかりと付加価値を高めて商品化できるという可能性が広がります。
生産者の方々は、日々、最高品質のみかんづくりに励みながら、その魅力を、生果だけでなく加工品としてもより広く伝えていきたいと、さらなる挑戦をしているのです。
そんな農家の方々を応援することをも目指す「みかんジュースコンクール」。もちろん、パッケージも審査対象となり、愛媛県在住のデザイナーが手掛けた「エヒメ アケハマ12°」は、お洒落なデザインも評価されました。このみかんの味わいを生み出している、海に面した明浜町の地図をモノクロでプリントした象徴的な絵柄です。1人で飲み切りやすい200mlサイズ以外に、大瓶の720ml×3本セットもあるので、用途に合わせて選ぶことができ、ギフトとしてもぴったりですね。
愛媛の柑橘の魅力と、農家の皆さんの思いを感じながら、ぜひ多くの方に味わってほしいと願います。
平岩理緒さん
(スイーツジャーナリスト)
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