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嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)

瀬戸内海の生口島(いくちじま)って知ってます?今、最も旬なレモンパラダイスなんです!

 40コのれもん

わかりやすいネーミングのとおり、40コのレモンからぎゅっと絞られた果汁。それがどれほど贅沢なものかは口にして初めてわかるかもしれません。街で見かけるレモンの多くは海外からの輸入品で、国産はわずかしかないといわれるレモン。その希少なレモンは瀬戸内海に浮かぶ、通称しまなみ海道に点在する生口島ほかで生産されています。日本で生産されるレモンの約70%は瀬戸内周辺からといわれるほどで、その品質は一度味わうと忘れられないものになるようです。

私事ですが、北海道にいる母も生地島レモンのファンで毎年知人に送ってもらってそれを漬け込んで飲んでいるとのこと。毎朝少しでも飲むとスッキリして気分がよくなる気がする、のだとか。

しかし地元では高品質なレモンを生産しているにも関わらず、特定のファンにしかPRできていないという課題がありました。それに気づいたレモン農家の方々は、もっと美味しさを広くアピールをするために、デザインやネーミングについて真剣に考え始め、レモン果汁やレモンをベースにした加工品に統一したブランドイメージ作りに取り掛かったのです。

私がこの商品を知ったのもちょうどそんな頃でした。

お金をかけずに、仲間で知恵を出し合って、専門家の意見を聞き、だんだんと商品ラインナップが揃っていきました。自前の印刷でまかなっていたラベルデザインを地元のブランディングプロフェッショナルと一緒にじっくりと作っていったのです。今はおいしいだけでは売れない時代です。今も前向きな試行錯誤は続いていますが、ホンモノを求める顧客層にすこしずつ広がり始めています。

生産者のひとり、田坂八重子さんから送っていただいたときの衝撃は忘れられません。これまで感じたことのないレモンの風味と強烈な酸味。その奥から現れる、穏やかな苦味とあと味にわずかに感じる甘み。これは間違いなくホンモノ。このレモン果汁は、これまでずっと隠れていたんですね。レモン農家の方々は冬に獲れていたレモンを、一部夏に早摘みして加工する取り組みを始めたと聞きました。年間を通じて日本産のレモンが楽しめるのはほんとうにうれしいことでもあります。

レモン果汁だけを絞ったジュースを味わう方法は無限にありそうです。。朝起きた時にそのまま一口含むだけで眠気はすっとぶでしょう。紅茶にわずかに垂らすと香りが沸き上がり豊かなティータイムが保証されます。スパークリングワインに加えると味わいが引き締まり、食欲が上がるかもしれません。ヨーグルトにかけると味わいがぐっと広がっていきます。鶏肉のソテーにバターと共に軽く煮詰めるとそのソースは極上のものになる気がします。

レモンに含まれる成分はサプリメントや加工品でもよく見られます。しかし、なるべくならそのまま絞ったものをそのままいただきたいなあ、と思うのです。また、市販のレモン果汁とは明らかに違う風味と味わいは日常にちょっとだけ贅沢な時間を運んでくれます。派手な黄色ではなく、穏やかな色合いにみるレモンに日本の素材の価値を見ることができる気がしています。

嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)

全国の食材や加工品をPRするフードビジネスデザイナー。自然、風土、生産者、素材、そして料理人とその先にいる顧客、食に関わるすべての方が幸せになるような「フードデザインによる地方創生」を仕事にしている。おとりよせの達人ほか、02年よりオールアバウトにてフレンチガイド、ぐるなびのippinキュレーターを務める。北海道出身。

[ウェブサイト] All About フレンチガイド
※本ページにはプロモーションが含まれています

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