お取り寄せの達人のオススメ!
菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)
果実の色、香り、味すべてがそのままの、沖縄の手づくりジャム
沖縄のスカッとする風景を目にする度に、「沖縄に最後に行ったのいつだったかな? また行きたいな」と思っていました。そこで、せめて食べ物で沖縄を感じようと、ソーキそばとテビチをお取り寄せ。数日のランチタイムが、沖縄らしさを満喫できる至福の時になりました。
期待以上に沖縄グルメに癒されたことに気をよくして、続けて以前からブックマークしていた、沖縄県八重瀬町の「しらかわファーム」の「手づくりまるごとジャム」をお取り寄せしました。
シンプルで透明感のあるパッケージデザインのジャムは、まるで果実そのものを瓶に詰めたみたい。全6種類あるジャムは好きな種類を選べますが、私は全種類を選びました。果実の色、香り、味すべてがそのままに感じられる、想像通りのジャムが届きました。カラフルな瓶を並べて眺めるだけで、不思議なほど心が潤いました。
ジャムに使用するのは、すべて沖縄県産のフルーツと北海道産のてんさい糖。レモン汁の代わりに沖縄らしいシークワーサー果汁を加えたり、粘度を出すために自家製のタピオカでんぷんを使用するなど、自然素材にもこだわっています。
どんな味なのか一番興味があった「カーブチー」は、沖縄原産の秋みかんの無添加ジャム。外皮も内皮も丸ごとジャムにしているので、皮の食感やほろ苦さも楽しめます。柑橘の爽やかな香りがする大人味のジャムです。
ベビーピンク色の「グァバ」は、南国の花のような鼻孔をくすぐる甘い香りに癒されます。なめらかな舌ざわりで酸味が少なく甘いので、お子様にもおすすめです。パンケーキに添えると、ハワイのレストランスイーツみたいに。
グアバと同じトロピカルな香りに、爽やかさをプラスしたのが「パッションフルーツ」。スイカの種より小さい、カリコリッとした噛み心地の種が入っています。りんごの蜜だけを集めたら似た味になりそうな、上品な装いのジャム。炭酸水に加えるなら一番おすすめです。
赤紫色の「ドラゴンフルーツ」は、ぷるんとろんとした無添加ジャム。キウイフルーツの種と同じくらいの気にならない大きさの種が、無数に入っています。ヘルシーな感じで、体によさそう。ヨーグルトにかけると、とても映えます。
「よく熟れたマンゴーそのもの」と唸った「マンゴー」は、私の一押しの無添加ジャム。なんと一瓶に、マンゴーを丸ごと1個使用しています。たまに見つかるゴロッと大きめの果肉にトキメキます。ミルクとの相性がよいのでバニラアイスに掛けたり、レアチーズケーキに添えたり。
秋らしいボルドー色の「ローゼル」は、野性味のある奥深い味わい。甘酸っぱさの中に、柏の葉に似た森林の香りが感じられます。ホットティーにたっぷり溶かすと、心地よい酸味を楽しめます。
箱が不要であれば、ギフトジャム6個と同じお値段でジャム7個をお取り寄せできるので、用途に合わせて選ばれるといいですよ。
菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)
埼玉県出身東京都在住、高校生と中学生のママ。大学在学中より華道・池坊(師範免許取得)、茶道・裏千家を学ぶ。金融機関退社後ジャパンホームベーキングスクール、辻クッキングスクール、長沼静きもの学院等で学ぶ。数年前にプリザーブドフラワー&生花アレンジメントのディプロマを取得。「食を楽しむことが生活を楽しむことにつながる」がモットー。調理師免許を持つ母の影響もあり、歳を重ねるごとに食への執着は増すばかり…
[ウェブサイト] 美食手帖