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スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
京都発!日本茶を使った和風ティラミス

よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
日本のお菓子は、海外のテイストを日本流にアレンジして作られているものが多いです。チーズケーキひとつとっても、レア、ベイクド、スフレなどこんなに種類が揃っているのは日本くらい。それだけ日本のお菓子文化は多様性があります。
今回ご紹介するティラミスも、まさに日本流のお茶のティラミス。本番イタリアのティラミスはコーヒーの要素が高いデザートなので、お茶を合わせるなんて、イタリア人が知ったらきっと驚くでしょう。
このティラミスを手がけるのは、京都・和束町にあるd:matcha kyotoさん。京都の南に位置する和束町は、宇治茶の約4割が生産されている、宇治茶最大の産地だそう。
「d:matcha kyoto」は、日本の農業を盛り上げたい志を持った若者たちが集まり、お茶の栽培から加工、販売に至るまで全て自ら手がけています。日本茶を使ったティラミスは、そんな若い力でお茶の魅力を伝えようとする気持ちから生まれたもの。
カップタイプのティラミスは、抹茶、ほうじ茶、和紅茶レモン、ミックスベリー抹茶味の全4種類あります。トップには抹茶パウダーや焙じ茶パウダーなどをまぶしてあり、どれも彩り豊か。見てるだけでも気持ちが高まってきますね。
側面から見るとよくわかりますが、ティラミスでありながら、まるでパフェのような構成なのです。
定番の抹茶味でいえば、抹茶クリーム、マスカルポーネクリーム、ビスキュイ、抹茶ソースを合わせています。心地よい渋みに、香り立つお茶の風味をしっかりと堪能できる、抹茶尽くしの濃厚な味わい。
マスカルポーネクリームもたっぷり入っていますが、抹茶の渋みを邪魔しないほどよい甘さに、混ざった時のなめらかなくちあたりも凄くいい。
4つの中だと、ぼくが一番好きだったのは、和紅茶レモンのティラミス。
トップにはレモンパウダーがまぶしてあり、蓋を開けた時から爽やかな香り。和紅茶のクリームもレモンと相性良く、フルーティーな甘さを感じられる味わい。まさに、これからの季節にもぴったり!
それぞれのティラミスに日本茶をペアリングしながら、食べ比べしてみるなんて、そんな贅沢な時間を過ごすのもよさそう。日本茶を愛している若者たちが、日本茶の魅力を伝えようと手掛けたティラミス、ぜひ味わってみてくださいね。
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。
老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。