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加藤ちえさん(WEBライター)
京菓子の伝統技法が活かされた新世代スイーツ「まろん」
今年の夏は暑さが厳しく、みなさん大変な思いをされたのではないでしょうか。でも、時は流れいつのまにか秋へと…… そうです。食欲の秋。いも・くり・かぼちゃスイーツが大集合する最高の季節です。
今回は、京都で200年以上も続く老舗「亀屋良長」さんの八代目と、パリの2ツ星レストラン出身のパティシエ サトミ フジタさんがタッグを組んで誕生した「まろん」をご紹介します。
亀屋良長さんは、京菓子の老舗でありながらも、サンフランシスコ発のクラフトチョコレート専門店「ダンデライオン・チョコレート」を和菓子に使用したり、テキスタイルブランドとのコラボ商品を発売するなど、新感覚の和菓子をプロデュースされています。
その中のブランドのひとつが、伝統技法を活かしつつ、和洋の枠にとらわれない、自由な発想のお菓子を創造する『Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA』。
コロンとしたかわいらしい形は、亀屋良長さんの1803年創業からの代表銘菓「烏羽玉(うばだま)」から誕生したのだとか。しかし、黒糖を使ったこし餡からできている餡玉の「烏羽玉」と比べ、「まろん」は国産栗のみを蒸して裏ごしし、生クリームとラム酒を加えた餡玉を使用。コーティングに使われている寒天にもラム酒が入っています。
口に入れた瞬間は、高級モンブランのような香りと滑らかな舌触りを感じます。それが、どんどん味わっていくうちに、いつしか栗きんとんのような懐かしい感覚に変わっていくのです。
ちなみに、こちらのお菓子にはラム酒が使われていますが、アルコールが苦手な私でも大丈夫でした。むしろ、贅沢な大人味わいを堪能できて満足です!
シンプルなパッケージも美しくおしゃれで、お気に入りです。見た目の美しさ、美味しさを併せ持った「まろん」は、若い方から年配の方まで、喜ばれるギフトになると思います。
また、もうひとつのブランド「吉村和菓子店」にも、「烏羽玉」から派生したお菓子があります。こちらでは、昔ながらの素朴な材料や、体にやさしい素材を用いたお菓子を販売されているので、よろしければご覧くださいね。
加藤ちえさん(WEBライター)
海外通販好きが嵩じてインターネットを始めたところ、国内のオンラインショッピングのフリークにも。オンラインショッピングマガジン「LATENTION」の編集長を経て、現在はWEBや雑誌のライティングのほか、企業系メルマガも多数執筆。コミュニティサイトの運営、ショップコンサルも手がける。