お取り寄せの達人のオススメ!
加藤ちえさん(WEBライター)
銅釜の直火炊きのあんとバターの相性が抜群!京都発の「あんビスキュイ」

春は出会いや別れの季節。仰々しくなく、それでいて喜んでいただけるお菓子って、なかなか見つからないものです。でも、この「あんビスキュイ」は、そんなときにぴったりの存在でした。
まず箱を開けたときの彩りに期待感が増します。和菓子のイメージをいい意味で裏切るような、洋風菓子のような見た目と、上品な雰囲気に「これは絶対おいしいやつ」と直感しました。
一口かじった瞬間、サブレ生地のサクッとした歯ざわりのあとに、すぐほろっとほどけるような口どけ感。中から現れるあんは、驚くほどなめらかで、甘さ控えめ、でもコクをしっかり感じられました。
プレーン、ミルク紅茶、抹茶の3種あるのですが、まずプレーンからいただくことに。
プレーンはとてもバランスが良く、和の要素を感じつつ、洋菓子好きにも受け入れられそうなやさしい味。サブレの香ばしさとあんの上品な甘みが見事に調和していて、ほっとするおいしさです。
ミルク紅茶味は、まさにアフタヌーンティーにおすすめの一品。口に入れた瞬間、ふわっと広がるアールグレイの香りに驚かされます。紅茶の風味が想像以上に本格的で、甘さとのバランスも絶妙。ミルクティーと一緒にいただくと、香りと味が重なって、まるで上質なティールームにいるような気分になれます。
そしてもう一つの味、抹茶。ひと口目から、抹茶特有のふわっとした渋みと深い香りが広がります。あんの甘みと抹茶のほろ苦さがほどよく、まさに「大人のあんビスキュイ」といった感じです。和の趣を感じたいときにぴったりな一品です。
休日の午後、ゆっくり読書をしながら、温かいお茶や紅茶と一緒にいただいたのですが、何気ない時間がぐっと贅沢になりました。年配の方にも若い方にも贈りやすい、ちょうどいい和洋折衷感が魅力です。
このお菓子を作っているのは、京都市下京区に本社を構える株式会社はなみちが展開するブランド「京らく製あん所」。銅釜の直火で炊き上げたこだわりのあんを使用し、あんが主役のスイーツを提供しています。環境への配慮も大切にしており、再生紙を使用したシンプルで美しいパッケージを採用しています。
贈り物に迷ったときや、自分にちょっとご褒美をあげたいとき、ぜひ手に取ってみてほしいと思ったお菓子です。ひと口ごとに、やさしくて贅沢な時間が広がりますよ。
加藤ちえさん(WEBライター)
海外通販好きが嵩じてインターネットを始めたところ、国内のオンラインショッピングのフリークにも。オンラインショッピングマガジン「LATENTION」の編集長を経て、現在はWEBや雑誌のライティングのほか、企業系メルマガも多数執筆。コミュニティサイトの運営、ショップコンサルも手がける。