お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
この夏に味わいたい!世界を舞台に活躍する職人の代表作ジェラートセット
「マルガージェラート」に出会ったのは、10年以上前に、金沢を旅した時でした。能登に本店のあるジェラート専門店らしく、能登産ミルクをはじめとする、石川県の地元の食材を使ったジェラートが心に残りました。
その後、何度かお取り寄せもしましたが、まさか、こちらの柴野大造シェフが、ジェラートの日本チャンピオンとなり、イタリアのジェラートの大会でも入賞するなど、国際的に活躍されるようになるとは、その当時は想像していませんでした。
2015年5月、表参道ヒルズで開催された「日本ジェラート協会」主催の「ジェラート博」にて行われた「ジェラートマエストロコンテスト」で、見事に優勝。これにより、9月に、世田谷・駒沢公園で開催されたジェラートの祭典「ジェラート ワールドツアー 東京」に、東アジア地域より選ばれた16チームのジェラート職人の一人として出店。私も、このコンテストの審査員を務めたのですが、お店のブースの前に、多くのお客様が長い行列をなしていたのが印象的でした。イタリア・パレルモで開催された「2016 sherbeth festival」では、外国人部門第1位を受賞しています。
そんな柴野さんの代表作ジェラートがいただけるセットがこちら。まずは、2015年「日本ジェラートマエストロコンテスト」優勝作品である「能登塩ピスタチオとオレンジバニラのマスカルポーネ」。オレンジ果皮とバニラビーンズが香るマスカルポーネジェラートと、少し塩を利かせたピスタチオジェラートのミックスで、木苺とワイルドベリー、赤ワインのオリジナルベリーソースがアクセントとなった、かなり凝ったフレーバーです。
そして、2014年にイタリア・リミニで開催されたジェラート国際大会・ピスタチオ部門で入賞した「グランピスタチオ」。ピスタチオを豆からローストしオリジナルペーストを作り、能登の生乳とブレンドしたもので、香ばしさとコクのある風味が何とも言えません。
「ジェラート8個入りBセット」の基本の組み合わせには、この2種類が2つずつ入っています。そのままでもOKですし、種類を差し替えることもできるので、色々な味を少しずつ食べてみたいと思う私には嬉しい!
これ以外には、農林水産大臣賞を受賞した能登の酪農家による限定生乳を100%使用した、ブランドの定番中の定番と言える「能登プレミアムミルク」。能登・珠洲の天然塩を使用し「食の特産品コンクール」にて最優秀賞を受賞した「能登の塩」。抹茶の香り濃厚な「金澤抹茶」。苺と濃厚ミルクの「ストロベリーミルク」が1個ずつ入っています。
私が差し替えにお勧めしたいフレーバーは、加賀の伝統野菜「五郎島金時」を使用した「金澤スイートポテト」や、「能登パンプキン」、「能登ヨーグルト」など、地元素材を使ったジェラートのシリーズ。
世界を視野に、能登ならではのジェラートをべースとして、イタリアの食文化と融合させている「マルガージェラート」の世界観。この夏ぜひ、味わってみてください!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース オーサー
All About スイーツガイド
『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
令和アカデミー倶楽部「ネオ和菓子・第2弾食べ比べ」講座