熊本素材尽くし！2代目が新たに完成させたフランス仕込みのジェラート＆ソルベ

創業1984年の熊本の人気フランス菓子店による、熊本素材を使った6種類のジェラートとソルベのセット。阿蘇産ジャージー牛乳ジェラート、天草産塩キャラメルジェラート、熊本産抹茶ジェラート、熊本産いちごソルベ、熊本産ショコラパッションフルーツソルベ、熊本産ネーブルオレンジソルベと、まさに熊本尽くしです。

「トワ・グリュ」を知ったのは、菓子業界の専門雑誌の記事。私の母が熊本生まれのため、気になって訪問しました。

創業者の三鶴眞一シェフは、若い頃に東京の有名店で修業された方で、店名「Trois grues」の由来はご苗字の「三・鶴」のフランス語訳。早くから地元産素材を使ったお菓子作りに取り組まれ、県公認の“くまもと「食」の大地親善大使”にも任命されています。熊本産素材を使った氷菓も、その頃から夏の人気商品でした。

その後、2013年に東京で開催され、私が解説を担当した「第7回グラス（氷菓）を使ったアシエットデセール・コンテスト」に出場し入賞されたのが、当時「ダロワイヨジャポン」で働いていらした2代目の三鶴康友さん。

東京・高幡不動の名店「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」で学び、フランスで3 年半の修業を経て帰国されましたが、間もなく故郷に帰られ、お父様と共に「トワ・グリュ」を盛り上げ、九州を牽引する若手パティシエとして活躍されています。

それから数年を経て、康友シェフがフランスで学んだ氷菓の経験を活かし、店内でスクープして提供するアイスの販売もスタート。熊本ジェラート＆ソルベもレシピを全面的に見直し、パッケージと共にリニューアルされました。よりなめらかな食感で味わい濃厚な、フランス式の味わいが楽しめます。

最近、オンラインショップも立ち上げられ、ジェラート＆ソルベも通年で販売予定とのことで、暑い時期が長く厳しくなってきた今日この頃には、嬉しい限りです。

トワ・グリュでは、熊本の農家さんが収穫した新鮮なフルーツを届けてもらい、搾汁なども全て自分達で行っています。その量は、時に数百kg単位になるほど。

生産量が少なくなかなか市場に出回らない熊本産パッションフルーツも、実を割って種とゼリーのような果肉部分を手作業で掻き出すというから頭が下がります。そのままだと少し酸味が強いため、誰もが好きなチョコレートと合わせて食べやすく仕上げるなど、幅広いお客様にも喜んでもらえる工夫も。

珍しい熊本産の抹茶もいち早く採り入れるなど、地元に根を張って、常にアンテナを張り巡らせています。手間ひまのかかった、フレッシュでみずみずしい素材の味わいと香りを楽しんでください。

各種2個ずつ入った12個入りもあるので、まとめ買いして常備しておきたい方にもお勧めです。

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