お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
ホワイトデーや春ギフトに!フランス生まれ・日本育ちのとろける極上キャラメル
2〜3月にかけては何かと慌ただしく、バレンタインからホワイトデーまであっという間。卒業や入学、転勤や引っ越し、異動など、感謝やご挨拶の気持ちを伝える機会が多い時期ですね。
こちらのお店のとろりとやわらかなキャラメルは、ホワイトデーにもちょっとしたプチギフトにも大人気の品。
福岡市に本店があり、「キャラメランジュ」という店名のとおり、キャラメルをテーマとして、様々なお菓子や楽しみ方を提案しています。
オーナーの西村信宥シェフは、フランスのロレーヌ地方やパリなどで約2年間働いていた間に、単なるおやつ菓子としてではなく、生地やムースやクリームに練り込んだりソースのようにしたりと、様々なキャラメルの使い方を知り、その魅力に開眼。帰国後、2004年にこの店をオープンされました。
5個入、7個入、10個入など用途に応じた入り個数のキャラメルアソートを選べますが、中でも私がお勧めしたいのは、全27個入りのバラエティー豊かな味が楽しめるこちら。
フランス菓子らしい、バニラ・フランボワーズ・ヘーゼルナッツ・ショコラ・オレンジといった定番の味はもちろん、ジンジャー・ブルーベリー&カシス・ブラッドオレンジ・ヨーグルトなどちょっと珍しいフレーバーや、抹茶・黒ごま・ゆずなど和素材を使ったものも。
特に注目していただきたいのは、九州しょうゆ・九州みそといった、地元産素材を使ったキャラメル。
さらには、おしるこ・うめぼしといった驚きの気になる素材まで!それぞれどんな風味なのかと、1粒ずついただくのが楽しみになりますね。
フランスにも、塩をアクセントに加えた甘じょっぱい「キャラメル・サレ」はありますが、「九州しょうゆ」のキャラメルは、福岡の老舗店「上久醤油(じょうきゅうしょうゆ)」による長期間熟成「博多大名本造り醤油」を使い、焦がし醤油のような香ばしさと、程良い塩気によってまろやかな甘さが引き立ちます。まるで、みたらし団子を思わせる味わいです。
「九州みそ」のキャラメルには、やはり福岡の「若宮みそ」で伝統的な製法により作られる味噌を使用。麹の甘みとキャラメルの甘さとほろ苦さとのバランスがあいまって、味噌の香りがふわりと鼻に抜けてじんわり後を引きます。
作り方はシンプルかつ丁寧。水飴、砂糖、新鮮な生クリームを大きな銅鍋で絶えずかき混ぜながら、ゆっくり煮詰めること約30分。細かく刻んだフルーツやそれぞれの材料を加えるなどして、ひと晩休ませてから切り分け、1粒ずつフィルムで包んでいきます。全て手作業の真摯な職人仕事です。
お店のイメージカラーである真っ赤なBOXに、天使の羽根で空を飛ぶキャラメルをマークにしたロゴのシールも可愛らしく、ギフトにもぴったりのパッケージです。
ゆったりととろける幸せを届けてくれますよ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース オーサー
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『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
令和アカデミー倶楽部「ネオ和菓子・第2弾食べ比べ」講座