芸術の域にある繊細さ、シンプルの極みにある美味。最高のとっておきスイーツ

少し肌寒さを感じるようになると、会いたくてそわそわしてしまうお菓子があります。季節限定「晒しよし飴」。飴なんてしょせんコドモのおやつ・・・そう思っているあなたにこそ召し上がっていただきたい、極上の甘味です。

ツヤツヤと輝く上品なパールホワイト。手に取れる固さがありながら、そのひとかけらは、紙のように薄い飴生地を2、3ミリほどの細いパイプ状にし、それを束ねたように作られたもの。例えるなら、その姿と断面は冬の風物詩である霜柱。噛むとシャクッとした食感とともに、わた飴にも似たシンプルな砂糖の甘みが口の中に広がります。

この世で一番繊細で薄い、砂糖のガラスでできたミルフィーユのようなお菓子です。原料は砂糖と水あめのみ。容器に満たされた「らくがん粉」に包まれるように入っていますが、この極小のあられのような緩衝材も、揚げ物の衣に、弱火で乾煎りしてお茶請けにと使える一品。おトクも嬉しいわたしの冬の定番です。

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