お取り寄せの達人のオススメ!
嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)
空港の丘の上にあるアジア初の養蜂場!ピュアでやさしい味わいにビックリ!
萩・石見空港といえば、山口県と島根県の日本海側県境にある益田市にある小さな空港。ANAが一日2便東京と行き来している典型的なローカルエアポートです。東京五輪の自転車競技キャンプ地に選ばれ、空港には更衣室などの設備も備えられているほどなんです。
また、萩・津和野巡りや清流日本一に何度も選ばれた高津川流域巡りといった観光の拠点としても人気があるほか、年に何度か滑走路でウエディングフォトの撮影が行われたり、多くのイベントも行われている個性的な空港でもあります。
ちなみに益田市は日照時間が最も長い町として有名で、日が短くなる11月中旬に訪れた際に、驚いたのは夕方5時でも明るいということ。東京は日が沈みすっかり薄暗くなる頃だと思います。これにはびっくりしました。
そんな地域、町の玄関ともいえる萩・石見空港横の丘の上ではなんとミツバチがぶんぶんと飛び交い、賑やかに蜜を集めているではありませんか! そこには小さな養蜂場が3ヶ所もあるんです。年間を通じて雨が少なく、温暖な気候と長い日照時間という好環境のな120gの小さいサイズの蜂蜜を購入してみました。優しい香りに深い味わい。決して甘すぎるわけではなく、ほんのりとした甘い味わいが妙に舌に残ります。まずはそのままいただき、そしてパンに塗り、ヨーグルトに混ぜてみます。ああ、これだけで幸せな朝ごはん。
また、ドレッシングに少し混ぜると味わいに深みが生れ、野菜の旨味が不思議と引き立つのには驚きますね。マイルドな味わいの中に「品」がある、そんなイメージをもつ蜂蜜だと思います。
聞くと、昨年度の日本はちみつマイスター協会が開催する「はちみつフェスタ2017」で受賞しているんですね。最もおいしいはちみつコンテスト「第3回ハニー・オブ・ザ・イヤー」で、萩・石見空港ミツバチプロジェクトの「空港はちみつ(島根県)」が最優秀賞・来場者特別賞をなんとダブル受賞したとのこと。
ビン入り120gで1,000円 (税込)というお値段も良心的。隠れたホンモノをたくさん抱えている島根県ですけれども、この空港はちみつは、常に新鮮な状態で瓶詰めされ、空港と空港が運営するネットショップのみで販売されています。いろんなところで売ってないという希少性もありますね。
今朝も紅茶と共にひとさじいただいて、一日のスイッチオン!ぜひお取り寄せせてみたいとっておきスイーツだと思います。
*清流日本一は国土交通省の調査結果による
嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)
全国の食材や加工品をPRするフードビジネスデザイナー。自然、風土、生産者、素材、そして料理人とその先にいる顧客、食に関わるすべての方が幸せになるような「フードデザインによる地方創生」を仕事にしている。おとりよせの達人ほか、02年よりオールアバウトにてフレンチガイド、ぐるなびのippinキュレーターを務める。北海道出身。
[ウェブサイト] All About フレンチガイド