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早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)

1,000円で味わえる、能登産スルメいかの丸干し

 伝説の丸干しいか大サイズ2尾(80~90g入り)

私の故郷は関東の冷蔵庫といわれるほど寒く、家にいてもすきま風がのせいで足元から寒さがこみ上げてくるようなところ。
冬はまさに凍えるほど寒く、布団に入ってない部分が冷たくて眠れないほどでした。

それでも、私は寒く、暗く、長い、冬の夜が大好きでした。

それは冬ならではの楽しみがあったからです。
冬の夜、石油ストーブを2台使ってガンガンに暖めた居間で家族全員でテレビを観たり、とりとめのない話をしたり、ダラダラとよく過ごしていました。

そんなダラダラ時のお供だったのが、スルメでした。

ストーブの上であぶった熱々のスルメを父が手で割き、ハフハフしながら皆で食べたものです。

そのうちにいろいろなアレンジが加わり、七味マヨネーズ、麺つゆマヨネーズなどそれぞれが開発したオリジナルディップが登場し、最終的にはしょうゆと酒に漬け込んで戻したスルメを焼いてみたり。

そんな冬の団欒も子どもたちが思春期を迎え進学のために家を出てからはご無沙汰になっていました。

この懐かしい記憶を思い出させてくれたのが、今回ご紹介する「丸干しいか」でした。

んまーいmon屋さんの「丸干しイカ」は、全国でも有数の漁獲高を誇る石川県能都町小木港産のイカをワタごとそのまま丸のままを干して作られています。
味付けに能登伝統の魚醤「いしり」を使用されているので、ギュッと濃縮したコクとうま味がつまっています。

サッとあぶるだけでもとってもおいしいのですが、お店が推奨されている通りお酒に五分ほど漬けてからあぶってみると身も肝も柔らかくなり、トロリ口の中でとろけていきました!濃厚なイカそのものが持つうまみが感じられておすすめです。

日本酒や焼酎のおつまみにも最高ですが、ごはんとの相性も抜群なのでおすすめです。アツアツのごはんに食べやすく切った丸干しイカをのせても、濃い目に入れた緑茶を注いでお茶漬けにしても、ちょっと大人のクセになるおいしさです。

今度の帰省の際にはこの「丸干しイカ」をお土産に、家族でダラダラ過ごしてみたいと思います。

早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)

栃木県出身。自身の体調不良をきっかけに東洋医学と出会い、北京中医薬大学日本校で薬膳を学び、国際中医薬膳師に。「薬食同源」の本場中国に留学し薬膳やベジタリアン中国料理等を習得。帰国後、広告・雑誌・ラジオを中心に薬膳料理や健康&美容アドバイスを行う。身近な食材を利用した「毎日食べたい薬膳料理」が好評で、著書『冷え知らずのしょうがレシピ』(PHP研究所)等がある。

[ウェブサイト] まいにち、薬膳料理生活
「漢方の知恵を毎日の食卓に いつもの食材効能&レシピ帖」
※本ページにはプロモーションが含まれています

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