お取り寄せの達人のオススメ!
菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)
一瞬にして山口までのプチ旅行気分が味わえる「瓦そばセット」
最近再放送された人気ドラマに登場して一躍その名を広く知られた、山口県の郷土料理「瓦そば」をご存じでしょうか? 私はドラマ再放送の少し前、雑誌のお取り寄せ特集を見て、ようやく瓦そばを知りました。
山口県ご出身の方が紹介していたのが、三浦製麺の「具入り瓦そばセット」でした。「焼くことで、いつものおそばと全然違う食感になる」と書かれていたので、気になってすぐにお取り寄せしました。
「そろそろ作ろうかな」と思っていたタイミングでドラマの再放送を観て、早速次の日、レモンと青ねぎを買いに走りました! ドラマの余韻に浸りながらの瓦そば、最高でしたよ♪
瓦そばは、ゆでた茶そばを炒めて熱々の瓦の上にのせ、彩りのよい具材を盛り付けた、山口県下関市発祥の麺料理です。瓦に接したところがパリッと焼けた茶そばと具を一緒に、温かいつゆにつけていただきます。山口県内のご家庭では、いつもの食卓に普通に登場するくらい、親しまれている料理だそうです。
冷凍の状態で届く「具入り瓦そばセット」は、大き目の箱にたっぷり4人前の具材が入っています。内容は抹茶そば×4、つゆ×4、予備のつゆ×2、味付け牛肉、錦糸卵、もみじおろし×4となっています。
「瓦そばが食べたい」と思ったら、つゆと具を解凍して、茶そばをゆでて水洗いして炒めれば、すぐに食べられ、一瞬にして山口までのプチ旅行気分が味わえます。
抹茶そばはそば粉を使用していないので、幅広い方に食べていただけます。化学調味料不使用、保存料・着色料無添加のつゆは薄めずにそのまま使えます。具も付いているので、本場の味が手軽に忠実に再現できるのがうしいですね。
説明書き通り、凍ったままの茶そばを2分ゆでると気持ち硬めのゆで上がりですが、炒める間に火が入るので仕上がりはちょうどいい具合になります。1~2人前までならフライパンで、3人前以上ならホットプレートが便利です。
カリッと焼けた食感を楽しむには、流水でよく洗った後に水気をしっかり切るのがポイントです。また、油の量が少な過ぎると麺がフライパンにくっついてしまったり、おこげが上手にできないのでご注意を。
茶そばが切れないようやさしく炒めて平らに広げたら、解凍した錦糸卵と甘辛い味付け牛肉をのせ、フタをして弱火で1分蒸し焼きにします。小口切りの青ねぎとお好みで刻み海苔を散らし、スライスしたレモンをのせて、水気を切ったもみじおろしをちょこんと添えます。
あっという間に食欲をそそる色鮮やかな、映える料理が完成します。お皿に盛りつけるときは黒っぽいお皿を選ぶと、より雰囲気がでますよ。
一本一本、油でコーティングされたハリのある茶そばは、まろやかな甘さのつゆと相性抜群。一皿で栄養バランスのよい食事になります。
茶そばを焼くときにサラダ油ではなくごま油にしたり、白ごまをプラスしてもコクが出て美味しいです。トッピングのレモンがさわやかで夏にぴったりなので、レモンはぜひご用意くださいね。
菅井かおるさん(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)
埼玉県出身東京都在住、高校生と中学生のママ。大学在学中より華道・池坊(師範免許取得)、茶道・裏千家を学ぶ。金融機関退社後ジャパンホームベーキングスクール、辻クッキングスクール、長沼静きもの学院等で学ぶ。数年前にプリザーブドフラワー&生花アレンジメントのディプロマを取得。「食を楽しむことが生活を楽しむことにつながる」がモットー。調理師免許を持つ母の影響もあり、歳を重ねるごとに食への執着は増すばかり…
[ウェブサイト] 美食手帖