お取り寄せの達人のオススメ!
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
34年間変わらない美味しさ。みんなが笑顔になれるミルクチョコレートです!
いろいろ食べていますけど、うわーこれ、すごくほっとするお味だなぁ、、いいなぁ、やっぱりこういうチョコレート、と改めて出会って感じたチョコレートをご紹介しますね。
どーんとビッグサイズの板チョコレートで、いくら食べてもなかなかなくならなくて、これで1000円。カカオの強い個性を前面に出したチョコレートに注目が集まり、私も仕事でよくテイスティングをする中、このミルクチョコレートの心あたたまる美味しさが私には際だって今、新鮮に感じられています。きっとみなさんもお好きですよ。おやつにどうぞ。食べてみてください。
このチョコレートは「クーベルチュール オーレ」といって、1967年創業(6月で創業50周年、おめでとうございます!)の東京フードが作った本格的な製菓用チョコレート。1983年の発売当時、開発担当者さんは 「他社にない美味しいミルクチョコを作りたい」という強い思いで、国内の一般的なミルクチョコよりもマイルドでミルク感の強い「海外のミルクチョコ」のような風味作りに挑んだそうです。
試行錯誤する中、海外のミルクを使っても思うようにならず、それならばと国産のミルクを使ったところ、納得のいく味が出来上がったそうです。結果、日本人に馴染みやすいミルク感を持つこのバランスに。香料は天然のバニラ香料だけを使用しています。
2017年現在、 34 年間たった今もほぼ同じ配合のまま。製菓用チョコレートですから、元々は製菓製パンメーカー向けに作られていましたが、あるとき、一般向けに販売したところ反響が大きく、そのまま食べるおやつとしても販売されるようになりました。
本社工場のある、茨城県つくば市のイベントや、つくばエクスプレス つくば駅内のショップ「つくばの良い品」でも人気だそうで、お客さまから「一口サイズにカットしてガラス容器に入れ冷蔵庫へ。毎日コーヒータイムにいただいています」「周りの人たちにも差し上げて大変好評です。今や、私は営業マンになっています(笑)」というようなお声が届くそう!オンライン販売は2015年から始まりました。
私個人的にも、なんだか立ち戻る感じというか、別に難しいことを考えるまもなく、ほっとしてしまうミルクチョコ。ナッティでミルキーで「おいしいね」と思わず言葉に出てしまう感じ。考えてみれば、34年前から全国の製菓製パンメーカーに卸していらっしゃるのですから、恐らく日本で育っていれば、知らず知らずのうちにこのチョコレートを使ったお菓子やパンを食べているでしょうね。その記憶がつながるのかもしれません。
ところで私が可愛いなーと思っているのは、このチョコレートが「ツッピーのおやつ」認定を受けていることです。ツッピーってだれ?と思った方、筑波山のキュートなゆるキャラです。さらにはツッピーはチョコレートが大好きな女の子なんですって(なんて私と気のあう子)!箱に「ツッピー」の可愛いシールが貼られていたらチェックしてくださいね。筑波山の麓にある工場で作られる、ミルクチョコレート、ということで、つくばを盛り上げることに一役買っているチョコレートでもあるのです。
ビーントゥバーやハイカカオなどの、個性的なチョコレートへのチャレンジも是非ですが、おいしいおやつとしてのチョコレートがやっぱり大事。ほっとするお味は心をのよりどころとなり、やさしい気持ちを運んでくれるものです。お値段も手頃ですし、お子さまからご年配の方まで、きっと「おいしいね」と笑顔になれると思いますよ。
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
大学卒業後民間放送局に入社、ディレクターとして多数の番組を企画・制作。ショコラ愛好家歴は25年以上で、現在はチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターとして雑誌、ラジオ、TV、情報サイトなどで活躍。東洋経済オンライン執筆者、オールアバウトのチョコレートガイドもつとめる。チョコレート情報サイト「The Chocolate Journal」を主催。
[ウェブサイト] Chocolat Lover's Net*The Chocolate Journal