お取り寄せの達人のオススメ!
塚田亮一さん(東京餃子通信 編集長)
伊勢の老舗餃子店「ぎょうざの美鈴」のもっちり手延べ餃子
今回ご紹介するのはお伊勢参りで有名な三重県伊勢市の老舗餃子店「ぎょうざの美鈴」の餃子です。
伊勢神宮から車で5分ほどのところにある「ぎょうざの美鈴」は、三重県伊勢市周辺で初の餃子店であり、この地域に餃子を広めたお店だと言われています。
「ぎょうざの美鈴」が創業したのは、東京オリンピックの前年の昭和38年。満洲帰りの人から伝え聞いた「餃子」を独自に改良して、お店で出したのが始まりでした。以来、地元のサラリーマンやお伊勢参りに訪れた観光客で、常に賑わうお店として発展してきました。
「ぎょうざの美鈴」の餃子の特徴は、出来立てへのこだわり。お店では注文を受けてから餃子の皮を伸ばして皮を作り、餡を包んで、フライパンで焼くため、常に伸ばしたて、包みたて、焼きたての餃子が食べられるのです。
店内の中央にある調理台を職人さんが囲み、餃子を作る様子は一つのエンターテイメントとしても楽しめます。
そんな「ぎょうざの美鈴」の餃子が、お取り寄せでも楽しめるのです。もちろんお店と同様に、皮から手延べで作られた正真正銘の手作り餃子。これをそのまま冷凍された冷凍生餃子として届きます。
「ぎょうざの美鈴」を自宅で焼くときも、是非フライパンを使って焼いて欲しいです。
手延べの皮はしっかりしているので、蒸し時間をやや長めにとって最後にごま油を回し入れて焼き色を付ければ、お店で焼く様に香ばしいパリッとした焼き面の食感と、もっちりした皮の食感と両方が同時に楽しめるように仕上げることができます。
餡の具材は地元産の野菜が中心。キャベツと白菜がたっぷり使われていて野菜の甘みが楽しめる一方で、それに負けない旨味も感じられます。豚肉に加えて牛肉を足すことで、強い旨味を引き出しています。また野菜と挽肉を練ってから、じっくり寝かすのも旨味を強くするポイントとのことです。
餃子自体の味付けは素材の風味を活かしたあっさり系なので、専用タレが添付されています。伊勢のたまり醤油をベースに、酢などを加えた美鈴オリジナルの配合の濃厚なタレを餃子にたっぷりつけて食べると、一気に強い印象の餃子に変化します。
ご飯のおかずとしても、お酒の肴としても、どんなシーンでも楽しめる餃子です。老舗店の職人さんが手作りした餃子が自宅でも食べられるという、とても贅沢な気分が味わえますので、是非お取り寄せをしてみてください。
塚田亮一さん(東京餃子通信 編集長)
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮や浜松などの日本全国の餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く餃子のスペシャリスト。「お願い!ランキングGOLD」の餃子のランキングの審査員など、TVやラジオにも多数出演。「マツコの知らない世界」で披露したオリジナルレシピの自作餃子も評判。
[ウェブサイト] 東京餃子通信