お取り寄せの達人のオススメ!
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
和栗の二重構造!陶器に入った純和風モンブラン!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです!
今回は秋到来ということで和栗を使ったお菓子をご紹介しますね。
ぜひ皆さんに食べて頂きたいのが、岐阜県・中津川にある松月堂さんの『栗花落』です。読み方は『つゆり』。ちょっと独特なネーミングですが、こちらはまた後で説明するので、意味を考えながら読んでくださいね。
岐阜県の中津川といえば、言わずと知れた「栗きんとん」発祥の地としても有名ですよね。あ、栗きんとんといっても、お正月におせちで食べる粘りのある栗きんとんではなく、茶巾で絞ったお菓子のことですよ! これ知らない人結構多いんですよねえ。
明治40年に創業の松月堂さんでは、100年以上にわたって栗きんとんを作り続けています。さらに、20種類以上の和栗を使ったお菓子を取り揃えている、栗を極めた栗菓子の専門店! その中でも『栗花落』は人気の高い一品なのです。
まず、容器の高級感にうっとり。これは地元の岐阜県で始まった織部焼き風の陶器で、なんという大人の艶感。蓋を開けると、ん?モンブランクリーム!?と驚き!正体は、国内産の和栗だけを使用した栗餡ペースト!最高級砂糖とも言われる和三盆糖を入れた優しい甘さで、ふんわりとしたくちあたりもまたステキ。
さらに下には待ってましたと言わんばかりの栗きんとんが登場! 渋栗入りの栗きんとんが入って、じっくりと炊き上げた栗のほっくりした素朴な甘さは、栗餡ペーストとも相性イイ! 上を食べても下を食べても全て和栗で統一された、混じりっけなしのまさに純和風モンブランですね。今まで和栗を使ったモンブランはたくさん食べてきましたが、ここまで和栗感たっぷりな構成は初めて!和栗好きは食べるべし!
そういえば、先ほど栗花落の“つゆり”っていうネーミング変わってますよね、なんて話しましたよね。これは、岐阜県の方言で「梅雨入り」の意味だそうです。岐阜県で栗の花が落ちる頃に、ちょうど梅雨入りすることからこういう言葉が生まれたそう。なんか、風情あっていいですよねー。
こんなエピソード付きで贈り物に使ったら、センス良いなあって思われますよ、きっと!(笑) 栗きんとんも季節限定ですので、栗花落と併せて買ってみるのもオススメですー!
ナイスィーツ!
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。
老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。