お取り寄せの達人のオススメ!
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
人気コーヒー屋さんがつくるコーヒーカヌレ!
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
東京・吉祥寺駅を降りて、中町通りをぐんぐん歩いていくと、白と青を基調とした、おしゃれなコーヒー屋さんがあります。それが、「LIGHT UP COFFEE」。
ぼくは立川出身なので、同じ中央線沿いもあり、吉祥寺には昔からよく行ってますが、街全体で老舗の喫茶店から新店のコーヒースタンドまで、コーヒーにこだわったお店がたくさんあります。
2014年にオープンした「LIGHT UP COFFEE」は、その中でもファンが多く、テイクアウトしたコーヒーカップを片手に街を歩く人たちをよく見かけます。
産地ごとに楽しめる本格的なコーヒーはもちろんのこと、昨年、なんと「珈琲カヌレ」が登場しました。カヌレをつくるお店は増えてるけど、コーヒー屋さんがつくるコーヒーのカヌレは初めて。
カヌレのトップにコーヒー豆がちょこんとのったルックスは、思わず写真を撮りたくなっちゃう愛おしさ。こういう細かなデザインへの配慮も、LIGHT UP COFFEEらしく、さすが。
手に取ってみると、けっこうしっかりめ。食べる前から、カリッとした食感が口に伝わってきそうなハードな生地。いざ食べてみると、カリッというより、クッキーを食べた時のようなザクッとした感じ。この力強い、香ばしさがとってもイイ!
中は、しっとり、じゅわっとした食感で、外の生地とのコントラストも絶妙。生地の甘さからは、コーヒーを淹れた時のいい香りや、豆のもつフルーティーさがひろがり、好きな人にはもうたまらないでしょう。
通常は捨ててしまうような、エスプレッソの出し殻を生地にも使っているため、香りもしっかりと楽しめるのです。サステナブルに、美味しさを彩れるのは素晴らしいことですね。
ただ、驚いたのは、苦みがないということ。コーヒー味のカヌレだと、やっぱり苦味がしっかりとあるのかと思いきや、どちらかというとラテのようなマイルドな甘み。
浅煎りのコーヒーでつくっているため、コーヒーは強く感じるのに、お菓子として食べやすい味わいに仕上がっているバランスもいいところだなと思いました。お子さまでも、食べやすいと思いますよ!
ぼくは、あまりクセがないフルーティーなコーヒーといっしょに食べましたが、ぜひいろんなペアリングを試してみてくださいね。
ナイスィーツ!
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。
老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。