お取り寄せの達人のオススメ!
河原有里さん(フードコーディネーター・料理家)
桃より桃らしい?!自然な味わいの桃のリキュール
今回のおすすめは、自然な香りと果実味がたっぷりの、おいしい桃のリキュール「クレーム ド ペシェ ド ヴィーニュ」です。
フランスのブルゴーニュ地方、オート・コート・ド・ニュイ地区で造られています。ワインのようなラベルが素敵です。
造り手はアラン・ヴェルデ。1971年からオーガニック栽培に取り組んで来たそう。
現在は、より強力な自然志向である息子のオレリアン・ヴェルデにワイン造りを引き継ぎ(こちらのワインもすごくおいしい)、近隣の畑で育てた、オーガニック栽培の果物をつかって、リキュールを造っています。
作り方は、醸造用アルコールを使用し、3ヶ月ほど桃を漬けこんだ後、 ワインと同じようにプレスし、澱が沈むまで待ちます。
その年の桃の糖度によって調整した量の砂糖を加え、湧水または蒸留水でアルコール度数を調整し、フィルターにかけ瓶詰めします。完成までの期間は3〜4ヶ月です。
無農薬栽培の果実、丁寧な仕込み。1本あたり800g弱の果実を使用しているそうです。無着色・無香料ですが、桃の香りと果実味が力強く感じられます。
オンザロックか、ソーダ割りが最高です。まずはシンプルに味わってみてください。甘いだけではなくて、酸味も感じられるふくよかな余韻。濃縮された桃の味わいを堪能できます!
また、スパークリングワインや白ワインと割っても。その土地で造られたもの同士は相性がいい、ということで、ブルゴーニュ地方のスパークリングワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」で割るのが一番のおすすめです。
リキュールというと、製菓用に購入される方も多いと思います。こちらはパリの高級菓子で有名な「フォション」「ラデュレ」にも選ばれているそう!
バターと砂糖だけの、シンプルなクレープにかけたり、ムースやゼリーなどに使えば、より香り高い仕上がりに。
もっと手軽に、市販のバターケーキにしみこませたり、かき氷やアイスクリーム(おすすめは濃厚なチョコレート味)にかけるだけでも楽しめます。このリキュールは、家おやつのグレードを確実にあげてくれますよ。
製菓や料理のためにリキュールを買うとき、使い切れないかな、と小さいサイズのものを選ぶこともあります。でもこのリキュールは、おいしくてついそのまま飲んでしまって、あっという間になくなってしまいました。大きいサイズでよかった!(こちらは700ml入りです)
特に桃好きの方、いちどぜひお試しください。ジュースではなくお酒ですので、これはおとな向けの「お楽しみ
ですよ!
河原有里さん(フードコーディネーター・料理家)
総合商社食品部勤務時代に様々な食品原料輸入や加工食品開発を担当、国内外でいろいろと思いっ切り飲んで食べる。料理留学先のイタリアで郷土料理に目覚める。現在はワインや食まわりのコーディネート、企業や店舗、広告等のレシピ・商品開発などで活動中。「食中酒」好き、お酒と食事のペアリングを日々研究中。
[ウェブサイト] yurigoro5(Instagram)