お取り寄せの達人のオススメ!
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
シードル人気が沸騰の兆し。この夏ぜひ挑戦してみたい、オトナの林檎酒
現在、ふつふつと人気が高まっているのが、このシードル。りんごを使ったサイダーです。
先日はシードルコレクションという年に一度のイベントに行ってきましたが、会場は老若男女どころか、海外からのお客様もいっぱい。日本全国のシードル生産者のみなさんが、自分たちの愛しいシードルを競っているなか、毎年どんどん増えているという愛好家たちが、試飲したり購入したり。それはそれは楽しいイベントでした。
シードルは、りんごを使った醸造酒で、氷を沢山入れれば私のようにあまりお酒が強くない人でもごくごく飲め
ます(ただ、日本のシードルでは薄くなりすぎてしまうので、飲めない人にはアルコール度数が低い甘口タイプもあります)。
市販されているちょっと甘めのシードルはもちろん、かなり甘さを抑えた食事中でも飲めるシードルも増えているので、自分の好きなタイプを見つけるのも楽しいです。
生産者は大きく4つに分かれています。ワインの醸造所(ワイナリー)、ブリュワリー(ビール、日本酒)、シードル専門の醸造所(シードルリー)、農家(委託醸造)です。林檎学校醸造所はシードル専門醸造所(シードルリー)で、なんと長野の飯綱という場所の、廃校になった小学校を利用した醸造所なんです。
そして、このシードルはこの醸造所の初めてのボトル。ラベルは学校の教室を思わせる素敵なアイコン。3種類発売されましたが、なんと人気で現在は、1種類しか残っていません。1組、2組、学年という、学校を思わせるネーミングがユニークで、今残っているのは、1組と2組をブレンドした、学年という種類。1組は日本酒用の酵母を使って、2組は白ワイン用の酵母を使って、それぞれ発酵させています。
学年は、華やかでほんのりトロピカルな辛口の1組とキリッと爽やかな辛口の2組をミックスした上で瓶内二次発酵。本当は1組、2組、学年の3種類の飲み比べセットをご紹介したかったのですが、売り切れ。ぜひ、来年をお待ち下さい。
今回ご紹介する学年は、1組と2組の良さを生かした飲みやすい優しい辛口です。和食にはもちろん、BBQや焼き肉などのガツンとした食事にも、非常に合いますし、他のお酒とも喧嘩しないので、ビールなどと一緒に飲んでも爽やかです。「シードル?」な人も、「シードル!」になる、今年の夏。ぜひトライしてみてください。
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
通販好きが嵩じて、1995年に開設した個人サイト「らむね的通販生活」が話題を呼ぶ。以後、日本最大のショッピングモール「楽天市場」の楽天市場ニュース、日経MJのコラム執筆や、テレビ・講演などを通じて、消費者サイドからみた通販やオンラインショッピングの楽しさを発信中。肩の力が抜けていながら、何故か読むとぐいぐい惹きこまれる独特の「らむね節」にファン多数!田町のオーガニックカフェ「NoosCafe」の共同オーナー。
[ウェブサイト] らむね的通販生活