お取り寄せの達人のオススメ!
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
北陸最古のウイスキー蒸留所が造るハイボールは、劇的体験
2022年は、かなり旅をしました。広島に毎月行くのに加え、母と京都、友人たちともちょこちょこ旅行をして、特に印象的だったのが、富山の旅。美的感覚に抜きん出た、私の友人の中でももっともラグジュアリーなお友達お二人と、旅行したのですが、本当に素敵な3日間でした。
富山は、東京から新幹線で行くと、2時間半。東京から金沢までがおよそ3時間弱なので、30分くらい金沢より近いんです。車窓の風景もとっても素敵なので北陸新幹線、もっともっと旅したい。
ところで、今回、最初に連れて行っていただいのが、砺波市(となみし)の「三郎丸蒸留所」という、ウイスキーの蒸留所。もともと、文久2年(1862年)創業の由緒ある「若鶴」という蔵元で、現在も日本酒を作っていらっしゃるのですが、1952年にウイスキー製造の免許を取得。そこから、北陸最古のウイスキー蒸留所として、知る人ぞ知る人気蒸留所となっています。世界的にも定評があり、たくさんの受賞を経験。
一時期は日本のウイスキー蒸留所はかなり数を減らしたのですが、最近の日本産ウイスキー人気もあり、最近では蒸留所も全国に増えてきています。北陸でも、蒸留所が予定も含め複数出てきたようです。
なぜ、日本のウイスキーが人気なのか、それは水質の良さが支えていると思います。この三郎丸蒸留所の水も、庄川水系からの豊富な伏流水のおかげ。蒸留所は、サイトから申し込めば見学も可能で、麦の薫りが漂う所内を一周りすれば、もう、ウイスキー大好き!ってなるに違いありません。
現在のブレンダーさんは、富山を強く意識したお酒づくりをしていて、蒸留器に従来の銅ではなく、富山産の銅錫合金にを使うなど、ローカルイノベーションの立役者でもあります。併設のショップではそこでしか買えない、つまり通販していない限定のウイスキーもあって、これがまた美味しいのです。行かれたら絶対に買ってください。
泊まった宿では、この三郎丸蒸留所のスモーキーウイスキーを使った、ハイボールが備えてあって、今でも風呂上がりに飲んだ衝撃的な美味しさを思い出すと、軽いめまいがするほど。
12缶で4,329円と、一本あたり360円強なので決して安くはありませんが、ほんと。絶品です。プレゼントにも、自分へのご褒美でも。ハイボールって、なかなか自分でつくろうと思うとうまく行かないのですが、これはお客様にお出ししても恥ずかしくないクオリティーですよ。
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
通販好きが嵩じて、1995年に開設した個人サイト「らむね的通販生活」が話題を呼ぶ。以後、日本最大のショッピングモール「楽天市場」の楽天市場ニュース、日経MJのコラム執筆や、テレビ・講演などを通じて、消費者サイドからみた通販やオンラインショッピングの楽しさを発信中。肩の力が抜けていながら、何故か読むとぐいぐい惹きこまれる独特の「らむね節」にファン多数!田町のオーガニックカフェ「NoosCafe」の共同オーナー。
[ウェブサイト] らむね的通販生活