ティーカップの中のドライフルーツの優雅な舞踏会、ウバ茶と共に。

昨年末にコンサートを致しました。感染予防対策のために、通常行われる終演後のロビーでのお見送りは無しということになりました。そのためコンサートにお越し下さった方々と、ご挨拶もできませんでした……。

そんな中、コンサートの日に渡せなかった贈り物をと、後日お会いした際にわざわざお持ちくださった方がいらっしゃいました。

その贈り物の中に入っていたのが、この「フルーツティー」でした。その細やかで温かいお心遣いが、じんわりと嬉しかったでありました。

見た目はドライフルーツが並んでいるパッケージですが、どこか懐かしいような絵と可愛らしい文字が印象的です。

イチゴ、リンゴ、キウイ、梨、そしてミックスの5種類のドライフルーツが、それぞれの小袋に入っています。

そしてその後ろにぴったりと控えているのが、ウバの紅茶達です。何だかダンスの順番を待つお姫様と、それをサポートする王子様の一列のようにも見えてきます。

早速、ティーカップにフルーツとティーバックを入れて、お湯を注いでみました。

ドライフルーツはゆらゆらとお湯の中で浮かびながら、しっとりと膨らんでいき、紅茶は鮮やかな茶色を滲み出しながら、旨味と香りを開かせていきます。この紅茶は、セイロンのウバ地方の「ウバ茶」を使用しています。

ウバ茶は普段はミルクティーにして飲むのが主流ですが、香りが良くて上品なのでこのようにフルーツの香りを引き立ててくれるのだそうです。確かに、とても相性が良いのを感じます。

フルーツはどれも国産のものを使っているとのことで、イチゴは静岡の「赤ずきんちゃん」という農園から取り寄せたものなのだとか。そしてリンゴは長野産の物を自家製で干して乾燥させたのだそうです。

キウイは和歌山産と愛知県産のもの、梨は長野産のものをそれぞれフリーズドライにしたものを使用しているとのことです。

酸味とほのかな甘み、そして果物の香りが紅茶と良く合い、引き立てあっているのを感じます。特にミックスは、それぞれの美味しさの総動員といったゴージャス感がありました！

えいこく屋さんは、1978年に創業された名古屋の紅茶専門店です。

オリジナルブレンドの紅茶やインド・スリランカ・ヨーロッパ各地からの直輸入商品など、現地との独自のコネクションを築き、厳しく吟味・審査され品質の高い商品を、お手頃価格でご提供しています。そのこだわりと自信が、紅茶に現れているのを感じます。

今回のフルーツティーに使われているウバ茶のティーバックは、三角形のテトラパックになっています。そのために茶葉がゆったりと広がり、芳醇な香りと味わいも最大限に引き出すことができます。

カップの中の世界が何とも優雅で、ロマンチックなフルーツティーの舞踏会と化すのを楽しみながら味わうことができるのです。何とも豊かなティータイムではありませんか！

この贈り物を下さった方は「コンサートお疲れ様でした。ゆっくりティータイムを味わって下さいね」というメッセージを込めて下さったのではと、フルーツティーを飲みながら感じさせて頂きました。

この「フルーツティー5点セット」は軽くて持ち運びやすいので、ちょっとした手土産やプレゼントに最適だと思います。見た目も可愛らしくいので、どなたにも喜ばれると思います。何しろお値段もお手頃で、お相手に余計な気遣いをさせないことも魅力ですよね。

そして何より、自分への豊かな時間も大切なのだと、改めて感じさせていただいたお茶の時間となりました。こうした時間を持てたことにも感謝です。

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