お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
この夏、オンラインショップ初登場!ご褒美に食べたい癒しのアイス&シャーベット
2012年に東京・恵比寿にオープンした「パティスリー レザネフォール」。オーナーシェフの菊地賢一氏は、都内の老舗菓子店や新宿のホテル「パークハイアット東京」などを経て、フランスの「パークハイアット・パリ・ヴァンドーム」などで海外経験も積んだ方。若手実力派パティシエの一人として注目されています。
そんなレザネフォールの夏の人気商品アイスクリームとシャーベットは、これまで、恵比寿店ではカップで販売されていて、店頭での配送注文はできましたが、今年ついに、オンラインショップに初登場!遠方の方でも、より手軽に注文しやすくなりました。
フランス語で、「グラス」はアイスクリーム、「ソルベ」はシャーベットのこと。バニラ、カフェ、ピスタチオ、マンゴーパッション、ストロベリー、キウイの6種類入りです。
中でも、菊地シェフのお勧めは「カフェ」だそう。エスプレッソを抽出して使って、しっかりしたコーヒーの香りと味わいながら、脱脂濃縮乳を加えるなど、まろやかさも感じられるバランスに仕上げています。隠し味に塩を加えているのもポイントです。
私が一番好きなのは、酸味が爽やかなキウイシャーベット。見た目も涼しげなグリーンに粒々の種入りで、口の中でプチプチした食感が楽しめます。フレッシュのフルーツは、色が変わりやすいものもあるので、キウイの場合はレモンを少量加えるそう。難しいのは、追熟させる見極め具合。キウイは、仕入れてからしばらく常温に置いておき、ぎりぎりまで完熟させると、皮もつるんと剥けるようになります。果物は、皮の裏側のぎりぎりのところの香りが強いため、そこまで待って使うことで、香りや甘みもしっかりと出てくるのです。キウイは皮がザラザラしているので剥いて使いますが、果物によっては皮ごとピューレにして、手作業でしっかりと濾し器にかけることで、果物にもともと含まれているペクチン質により、ねっとりとした旨みが加わるとのこと。
他にも、コクがあり香ばしいピスタチオや、トロピカル感満載のマンゴーパッションなど、バランスのよいバリエーションが揃います。
今後、旬のフルーツを使い、内容を変えていくことも考えているそうで、甘酸っぱさが魅力の「大石プラム」や「パイナップル」などが登場する可能性もあるそうです。
ご褒美おやつとして大事に1つずついただいてもいいですし、お客様を招く際のおもてなしや、夏のギフトとしてお送りしても喜ばれますね。
冷凍庫から出したての状態で少し硬い場合は、しばらく常温においておき、カップのふち側からほんのわずかとけてきたところで全体を混ぜながらいただくと、よりなめらかに味わえます。
ちなみに、菊地シェフご自身が好きなのは「お風呂で食べる!」ことだそう。ゆったりと湯船につかりながらいただくアイス&シャーベット。なんとも贅沢な癒しの時間になりそうですね。
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース オーサー
All About スイーツガイド
『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
令和アカデミー倶楽部「ネオ和菓子・第2弾食べ比べ」講座