お取り寄せの達人のオススメ!
白木あきこさん(ウェルネスフードクリエーター)
壱岐島の人気旅館から届く、季節限定の天然鴨鍋
とあるご縁で知った、長崎は壱岐島の平山旅館という温泉旅館。1500年もの歴史があるというかけ流しの温泉や美しい海辺の景色に憧れ、いつか訪れたい、と思いながら未だ夢叶ってはいないのですが、こちらの女将が立ち上げられた「壱岐もの屋」という、郷土色豊かなオンラインショップは時折利用していました。
今回ご紹介するのは、冬限定の希少な天然鴨の鍋! 網猟で捕らえる鴨は生け捕りするので鮮度がよく、美味しさもひとしおです。自家農園でとれた新鮮なお野菜が驚くほどたっぷりと入っていて、とても2~3人前とは思えないボリューム。無添加の鍋つゆ、壱岐豆腐、ゆずのペースト、小餅、そうめん(長崎はそうめんでも有名ですね!)、そして鴨肉は薄切り肉とミンチがセットされていますから、野菜を切るだけで鍋を始められます。
作り方は説明書があるので、その通りにすればカンタンです。でも気をつけたいのは、鴨肉を入れるタイミング。鴨ミンチは鍋が沸騰したら入れて構いませんが、ロースなど薄切り肉はグツグツ煮ると固く縮んでしまいます。すべての材料が煮えて、さあ、食べましょうという時に薄切り肉を入れ、色が変わる程度に火を通したらすぐに食べてくださいね。天然鴨はもともと身がしまっているので、火を通しすぎないことがコツです。
鴨からとてもよいだしが出ます。お豆腐は驚くほど固く、箸で持ち上げられるほどですので、しっかり煮込んで味がしみた位がおすすめ。説明通りだとお餅とお素麺は鍋に入れて食べるようですが、わが家では〆代わりに少し薄めた鍋つゆでにゅうめん風にしていただくのも好きです。とてもしっかりしたお素麺で抜群のコシがあります。
天然鴨はワイルドな旨みとジュワッと甘い脂が相まってたまらない美味しさ! 相性の良いきのこ、お揚げなど食べごたえのある食材を加えると存分に楽しめるでしょう。
ショップには島の郷土料理である鶏を使った「ひきとおし鍋」もラインナップされていますが、そのだしをベースにしたという専用の鍋つゆが素晴らしく、ぜひ最後まで味わい尽くして! 冬場には平山旅館の名物料理として、もう30年来出されているとのこと。自然豊かな壱岐島を思い浮かべながら旅気分で味わいたい季節限定の鍋は、ギフトにもおすすめです。
白木あきこさん(ウェルネスフードクリエーター)
2000年に立ち上げたグルメサイトを2020年春「美食道.com」にリニューアル。分子栄養学、ローフード、認知症予防等を学び、新たに「ウェルネスフーズラボ」「認知症予防食.com」を立ち上げる。安全な美味にこだわり、美と健康のためのウェルネスフード研究と食レッスンを行っている。
[ウェブサイト] 美食道.com