お取り寄せの達人のオススメ!
早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)
誰でもおいしく簡単にゆでられる「十割そば」
ステイホームもひと段落、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか?
我が家も長男の小学校は休校だし、長女と通っていた子育て関連の施設は休館。そして夫はリモートワーク。
こんなに長い時間を家族全員で、家のみで過ごすのは初めてでは?と思うほど濃い~2カ月を過ごすことができました。
笑ったり、イライラしたり、いろんなことがありました。でもやっぱり大変だったステイホーム。なかでも私を一番悩ませたのが、ごはん作り。
まだ完全に離乳していない長女、好きなものだけ食べたい長男、そして年齢のためかあっさりした食事を好む大人たち。それぞれの好みなどをとりいれた食事を、リモート会議や習い事の時間に合わせて作るのが大変でした。
そんな中でこれさえあれば!と私の救世主になったのが、今回ご紹介させていただく『十割そば』です。
こちらのそばの魅力は、なんといっても手軽なのにおいしいというところ!
自宅で十割そばの乾麺をゆでると、ゆですぎてしまって切れて短くなるし、逆にゆでる時間を短くしすぎて粉っぽくなってしまったり、食べる直前にゆでないとおいしくなくなってしまうし、なかなかうまくゆでることができませんでした。
でもこちらのそばは沸騰したお湯で指定の時間さっとゆでるだけで、そばの風味があり、なんとコシのある十割そばが食べられるんです。手間も時間もかからないので、大人のごはんはさっとすませたいけど、おいしいものを食べたい!という、わがままな欲求にもこたえてくれるんです。
ステイホーム中は暑い日が多かったので、冷たいざるそばメインでしたが、味に飽きたらつゆに納豆や山形県のだしを加えて味変したり、時間がある時には揚げたてのてんぷらを添えたりして、冷たいお蕎麦の可能性を探っていました。
またコシがあるそばなので、冷たい麺だけではなく、温かいそばにしてもとってもおいしいんです!
鶏肉と野菜を入れた温かいつゆを作り、子どもはうどん、大人はそばというのが、これからも我が家の定番メニューになりそうです。
長女はそばアレルギーの検査をしていないので、うどんを先にゆでるなど注意が必要ですが、本当においしくて手軽に食べられるおそばです。
今年の夏は暑いそうなので、ますます頼ってしまうことが多そうです。
早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)
栃木県出身。自身の体調不良をきっかけに東洋医学と出会い、北京中医薬大学日本校で薬膳を学び、国際中医薬膳師に。「薬食同源」の本場中国に留学し薬膳やベジタリアン中国料理等を習得。帰国後、広告・雑誌・ラジオを中心に薬膳料理や健康&美容アドバイスを行う。身近な食材を利用した「毎日食べたい薬膳料理」が好評で、著書『冷え知らずのしょうがレシピ』(PHP研究所)等がある。
[ウェブサイト] まいにち、薬膳料理生活「漢方の知恵を毎日の食卓に いつもの食材効能&レシピ帖」