お取り寄せの達人のオススメ!
早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)
夏にピッタリ!ツルっとのど越しが心地よいわかめ麺
梅雨も明けていない頃から始まった、うだるように暑い日々。予報ですと7月下旬からはさらに暑さが増すそうで、今年は平年よりも暑い夏になるようです。そんな猛暑が予想されるこの夏におすすめしたい商品が、井上商店さんの「わかめ麺」です。
井上商店さんは明治34年(1901年)創業の製麺店。先代から含め約60年もの長い月日をかけて完成したのが、このわかめ麺なのだそう。
テレビや雑誌で何度も取り上げられたことがある有名お取り寄せ商品なので、すでにご存じの方もいらっしゃることかと思います。私も雑誌でみかけたことがきっかけとなり、今回お取り寄せをしてみました。
表示通りに麺をゆでて冷水にとると、鮮やかな美しいヒスイ色の麺にまず驚きました。ホームページを改めて確認すると、着色料は一切使用せず、わかめの色のみとあって2度びっくり。
麺に使用されている鳴門海峡産わかめは、水質の良い吉野川と播磨灘と太平洋の渦潮が混ざった中で育つ、風味豊かで肉厚な一級品。
そのわかめを粉末ではなく、独自の製法でペーストにして限界まで入れることで、この美しい色が作られるのだそう。
はじめてのわかめ麺は、シンプルに麺を味わうことができるザル麺にすることに。しっかりと冷水でしめてザルにあげ、ネギとノリなどの薬味を用意し、付属のめんつゆにつけていただきました。
ほのかに感じられるわかめの風味と、モチモチでコシがしっかりとあるのに、ヌルッとした心地よい喉越し。これが本当にクセになる食感で、あっという間にいただいてしまいました。
この独特な食感は、わかめを麺に練りこんだことによる、わかめ麺ならではのオリジナルの食感なのだそう。
海藻類があまり得意ではない娘の反応が気になりましたが、海藻の風味よりも食感にハマったようでおかわりをしていました。
冷凍麺なので、夏の間は賞味期限にデリケートにならず、食べたいときにすぐ食べられるのもポイントです。プチトマトを飾ったり、トウモロコシのかき揚げをのせたり。色鮮やかな麺にあうレシピを考えるのも楽しい逸品です。
早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)
栃木県出身。自身の体調不良をきっかけに東洋医学と出会い、北京中医薬大学日本校で薬膳を学び、国際中医薬膳師に。「薬食同源」の本場中国に留学し薬膳やベジタリアン中国料理等を習得。帰国後、広告・雑誌・ラジオを中心に薬膳料理や健康&美容アドバイスを行う。身近な食材を利用した「毎日食べたい薬膳料理」が好評で、著書『冷え知らずのしょうがレシピ』(PHP研究所)等がある。
[ウェブサイト] まいにち、薬膳料理生活「漢方の知恵を毎日の食卓に いつもの食材効能&レシピ帖」