お取り寄せの達人のオススメ!
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
美味しいアーモンドチョコレートがくれるしあわせ!
アーモンドチョコレートって、いいですよね。
かりっと香ばしいアーモンドをチョコレートコーティング。シンプルだけど美味しいのはチョコレートとアーモンドの相性が抜群だから。
でもシンプルなだけに細かいところまで全部こだわって作られたアーモンドチョコレートはばっちりと美味しくて、小さいけれども大きな感動があります。
というわけで、実は私は日々あらゆるアーモンドチョコレートを食べつくし、その奥深さに感じ入ったり感心したりしているのでした。
私のお気に入りのアーモンドチョコレート(フランス語で「アマンドショコラ」と呼ばれることも多い)はいくつかありますが、その中から、これまであまりご紹介したことのないものをご紹介しますね。
それは店舗を持たず、オンラインや催事などでチョコレートを販売している「Haritacacao」の播田哲郎さんが作るアーモンドチョコレートです。
播田さんはシェ・松尾でお菓子の製造全般を3年間ご経験されたのち、パリの人気チョコレート店「ジャン=シャルル・ロシュー」で6年間、主にチョコレートのピエス(チョコレート細工)を専門に作っていた方。
2014年に日本に戻られてからはチョコレートを作り、バレンタインシーズンにのみ販売、各地でデモンストレーションをされていましたので、チョコレート好きな方なら「Haritacacao」という名前をご存じかもしれません。
播田さんのアーモンドチョコレートは、ジャンドゥーヤ(細かく挽いたヘーゼルナッツとチョコレートをあわせたもの)でコーティングしているのが特徴で、つまりアーモンドだけれども、ヘーゼルナッツの香りに包まれた、アーモンドチョコレート。
この独特なアーモンドチョコレートは、ジャン=シャルル・ロシュー氏のスペシャリテ「アマンドショコラ」のレシピをほぼそのまま継承したもので、アーモンドはスペイン産のマルコナ種を使用。カリっと歯ごたえよくキャラメリゼされ、ジャンドゥーヤチョコレートをぽってりと厚めにかけています。
さらにそのうえにビターチョコレートをコーティング。表面にまぶされたビターなカカオパウダーは大人のお味。でも口の中でほどなくやわらかなヘーゼルナッツの香りのチョコレートが甘く広がり、アーモンドをカリッとかみしめるごとにナッツのコクがチョコレートと混ざり合います。
このままでも美味しいのですが意外と白ワインにもあいます。
そしてもうひとつ、このゴールドのロゴが入った、ピンクのオリジナルボックスが私は好きです。テーブルに置いておいたら、いつも心やさしくなれる色ですし、小さなリボンがすごくかわいい。こんなにエレガントなボックスの中に入っているのが、かわいいアーモンドチョコレートだというのもいい。
プレゼントにも自分用にもおすすめのアーモンドチョコレートです。
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
大学卒業後民間放送局に入社、ディレクターとして多数の番組を企画・制作。ショコラ愛好家歴は25年以上で、現在はチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターとして雑誌、ラジオ、TV、情報サイトなどで活躍。東洋経済オンライン執筆者、オールアバウトのチョコレートガイドもつとめる。チョコレート情報サイト「The Chocolate Journal」を主催。
[ウェブサイト] Chocolat Lover's Net*The Chocolate Journal