お取り寄せの達人のオススメ!
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
アートのように繊細な手作りショコラを新月に!
ピンポーン。(あ、のりこさんのチョコレート)。
玄関先でチョコレートを手にすると、ここのところ私はいつもにっこり。
「今月はどんなチョコレート?」
ノリコさんのチョコレートボックスは毎月中身が違う手作り。毎月、きれいだなぁ、おいしいなぁ、と独り言をいいながら楽しんでいる私がいます。
店舗はなく、オンライン販売。チョコレート作りを手がけるショコラティエールの山崎のりこさんは、もともとはアパレル関係のデザイナーでした。
イメージを形にするため、五感をフルに使って探求してきた。そんな人だからこそのセンスが、チョコレートに現れているような気がします。
「ノリコーショコラ」のおすすめは、毎月、新月の頃に自宅に届く「新月ショコラ」です。
5個入りのチョコレートボックス。新月は新しいことを始めるのにふさわしい時期といわれますから、美味しいチョコレートで幸せにスタートを切ってほしいと、との願いが込められています。
月ごとに、チョコレートの味もデザインもかわるので毎月楽しみ。
例えば4月の新月に合わせて発売されている「新月ショコラ」も魅力的なセット。文旦・みかん・レモンという3つの柑橘を使った一粒、ラズベリーとフィグ、くるみとライチリキュール組み合わせた1粒など。
風味のよいプラリネは手作りで、季節のフルーツはなるべく無農薬のものを選び、香り高いコンフィチュールも手作りです。
ファンの方はよく「愛情がつまっているのが好き」「丁寧に作られているのがよくわかる」「甘すぎないのが好き」とおっしゃるそうで、なるほどですが、私は加えて、のりこさんの「おいしいものを作って届けたい」というピュアで強い心持ちをあげたいです。よい素材選びも洗練されたバランスも、そこから来るものなのでしょう。
毎回、チョコレートの説明と一緒にメッセージが書かれているのも楽しいのでぜひ読んでください。4月のテーマは「スマイル」。いま世界が大変な時期だからこそ、ショコラでスマイル、したいですね。
チョコレートはすべて、のりこさんが都内の工房で1人で手作りしたものです。一度召し上がって気に入ったら、毎月チョコレートが届く6ヶ月コース、12ヶ月コースもとてもおすすめ。私はすっかり毎月、新月の頃が楽しみになってしまいました。
【編集部注】
5月の新月ショコラは、5/23頃、発売予定です。
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
大学卒業後民間放送局に入社、ディレクターとして多数の番組を企画・制作。ショコラ愛好家歴は25年以上で、現在はチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターとして雑誌、ラジオ、TV、情報サイトなどで活躍。東洋経済オンライン執筆者、オールアバウトのチョコレートガイドもつとめる。チョコレート情報サイト「The Chocolate Journal」を主催。
[ウェブサイト] Chocolat Lover's Net*The Chocolate Journal