お取り寄せの達人のオススメ!
本谷亜紀さん(ラーメン評論家)
一振りするだけでうまみがアップ!山形の塩
インスタントでも塩ラーメンの上においしい塩を一つまみ入れるだけで、一気に本格派のラーメンの味に変わります。そんな食べ方を見つけてから、各地の塩を集めるのにはまっています。
今、私の家には7種類の塩があります。今回紹介する商品は、毎年2回ロケで訪れている山形の道の駅で見つけたもの。
驚きの美味しさで東京からリピート中です。
こんなに茶色い塩は初めて見ました!最初はなんとなく買ってみただけだったのですが、あまりの美味しさにびっくり!!
まずはシンプルに塩おにぎりで使ってみてください。
日本海側、庄内浜の海水を釜に入れて一昼夜ほどかけて水分を蒸発させた「母液」にホンダワラという海草を入れ、蒸気を使った平釜でさらに一昼夜ほどじっくり煮詰めた茶色い藻塩。その他の工程も含めて約50時間も手をかけて作り上げているんです。
塩にもしっかりと海藻の出汁がしみ込んでいます。これがおいしさの秘密なんですね。
カリウムを多く含むこの塩は、取り入れることによってむくみの解消にもなるとか。塩ってむくみの原因になるはずなのに、その塩分を輩出してくれるだなんて、すごいです。どうせ食べるなら一石二鳥、味も健康にも良い食材を取り入れたいものですね。
他の塩よりもミネラルが豊富なことはもちろん、ほんのりと甘みがあるのもポイントなんです。塩の角が立っていないというか、まろやかな風味があります。
地元の人はフルーツにもつけて食べているとか。リンゴなどのうまみがアップするそうです。
普通のお塩だとなかなか味が決まらなかった煮込み料理なども、これを使えば一発。お料理が少し上手くなったような気さえしちゃいます。
ラーメンや煮物などにもオススメなのですが、洋風のポトフなどにも持って来いなんです。少量で味が決まるから、通常のお塩よりも量が抑えられるのが嬉しいですね。
色々な産地のおいしい塩をコレクションすると気分や用途によって使い分けられるのでお料理がとっても楽しくなりますよ。こんなに味わい深いお塩を知ってしまったら他に戻れなくなってしまいそうで怖いです……(笑)。
本谷亜紀さん(ラーメン評論家)
幼少よりラーメンに親しんで育つ。高校時代より食べ歩きを始め、今では年間300杯以上を食す。テレビ朝日「お願いランキング」にて、ラーメン官僚こと田中一明のアシスタント募集企画「ラーメン隊オーディション」に合格。「ラーメン女子大生」の愛称で呼ばれる。大学卒業後はラーメン評論家としての活動を本格化。講演会、ラーメンチェーンの商品開発などを通してラーメンの魅力を発信している。現在ジョージア「頑」シリーズに出演中。
[ウェブサイト] 本谷亜紀の麺マガ!All About ラーメンガイド