お取り寄せの達人のオススメ!
小倉朋子さん(食の総合コンサルタント・食輝塾主宰)
鶏ガラスープが練り込まれた具と皮の旨みがクセになる手作り餃子
まず目に飛び込むビジュアルのかわいさ!コロンとした中央の餡からチョンチョンと伸びた特製の皮が、なんともキュートなんです。餃子のそれぞれに個性があって、形も色目も一律ではありません。
それもそのはず、餃子の種つくりから、皮の練りこみ、皮で餡を包むまでの全工程が手作りで行われているから。じっと見つめていると、会話ができそうな(笑)くらいに餃子が活き活きとしていて、美味しそうなんです。
黒兵衞さんは、福岡の路面店が人気のお店。専門店としての餃子は、こだわりが満載です。野菜は厳選された8種類(玉ネギ、にら、ねぎ、ニンニク、キャベツ、人参、しいたけ、生姜)を使用していて、豚肉は鹿児島県産の黒豚です。
鹿児島県産の黒豚はそれだけでもブランド価値があるのですが、中でも栄養価の高いとされる六白黒豚を使用しています。六白黒豚は、疲労回復の働きが期待されるビタミンB1が豊富で、さらに抗酸化や老化防止の働きが期待されているアミノ酸の一種のカルノシンも含んでいます。さつま芋を配合した飼料で育った豚なので、旨味成分も豊富なのだそう。
皮もしっかりしている餃子です。モチモチしていて。皮だけ食べてもおいしくて、なぜなら皮にも旨味成分が入っているんです。国産の小麦粉に、なんと自家製の鶏ガラスープを練り混んで作っているのだとか。皮に鶏ガラスープが入っているなんて。
そしてその鶏ガラスープは、鶏ガラのほか、豚骨、羅臼昆布、削り節、玉ネギ、白ネギ、生姜、自然海塩、胡椒で煮込んでいるそうで、なんとも贅沢ではありませんか。餡から皮まで、まるでびっくり箱のように「こだわり」が次から次へ繋がっている餃子です。
2口くらいで食べられる小ぶりな餃子。それなのに、口の中は旨味が溢れて元気になれそう。野菜も豊富にはいっているから、胃にしつこくなくて、口当たりもいいんです。
他にも、皮や具に鶏スープは入っていないようですが、トマト餃子やウコン餃子など、皮に色がついた見た目も楽しいアレンジ餃子もあります。パーティなどに話題をくれそうですね。
小倉朋子さん(食の総合コンサルタント・食輝塾主宰)
フードプロデューサー・大学講師・食輝塾主宰・日本箸文化協会代表
24時間「食」一食、毎日自ら食実験!飲食店、企業のプロデュース、メニュー開発、食事マナー、トレンド、食文化、ダイエット、食育まで専門分野は多数。食から凛と生きる教室「食輝塾」主催。TV・ラジオにもレギュラー出演。著書ベストセラー『世界一美しい食べ方のマナー』ほか多数。新刊『やせる味覚の作り方』(文響社)。
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