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スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
鎌倉発!お花を飾ったグルテンフリーのカヌレ
よろスィーツ!スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、カヌレをご紹介します。
昨年、北鎌倉にオープンした、お花のカヌレ専門店「マヤノカヌレ」。ご夫婦で営むお店で、奥様のマヤさんのお名前が、店名の由来になっています。
当初は、店舗を持たずにオンラインでの販売を考えていましたが、北鎌倉の店舗と出会い、オープンに至ったのだそう。
こちらのカヌレの特徴は、食べられるお花、エディブルフラワーを使っているところ。
レストランの料理などでは馴染みのエディブルフラワーですが、ここ数年はケーキやパフェなどに使われる機会も多くなり、お菓子界で注目されているパーツです。
カヌレとの組み合わせは、ぼくも初めて見ましたが、これはお花の仕事をされていたマヤさんのアイディアから。
曲げわっぱに詰めたカヌレたちは、一面にひろがるお花畑のように絢爛(けんらん)で、見てるだけで和やかな気持ちに。
カヌレ自体の味とのバランスを考慮しながら、継続して使えるお花の種類を探して、一つ一つ丁寧に手掛けられています。
そして、小麦粉を使わない、グルテンフリーのつくりも大きなこだわり。奥様のマヤさんが小麦アレルギーのため、国産米粉を使ったカヌレが開発されました。
外はカリッとしっかり焼きあがって、中はとろっとソフトなくちあたり。程よくモチっとした食感もありつつ、口の中でフレーバーの風味がひろがっていく心地良い味わいは、一度食べたら忘れないでしょう。
天気や湿度で焼き時間を調整するなど、工夫を凝らしながら、小麦のカヌレと変わりない、さらに美味いものを目指しています。
詰め合わせの内容は季節ごとで変わりますが、ぼくが食べた味は、プレーン、チョコ、柚子、ジンジャーオレンジ。
ビオラをあしらったプレーン味をはじめ、香りも意識して手がけらたカヌレたち。なかでも、カレンデュラを使ったジンジャーオレンジ味は、スパイス感と爽やかさがとてもいいバランスでした。
「コロナ禍で楽しみが少なくなる中、お花のカヌレ、マヤノカヌレが一人でも多くの方に笑顔をもたらしくれたら」と、想いを込めてつくられたカヌレたち。
小麦アレルギーでカヌレが食べたくても食べられなかったという方にも届いてほしい、心にも体にもやさしい、お花のカヌレです。
ナイスィーツ!
スイーツなかのさん(スイーツ芸人)
東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。
老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。