お取り寄せの達人のオススメ!
河原有里さん(フードコーディネーター・料理家)
シニフィアン・シニフィエの志賀氏をグランシェフに迎えたパン屋さんのパンセット
今回のおすすめは北海道の札幌にある、ブーランジェリーコロンのパン。北海道産の小麦を100%使用したパンです。土地のものには同じ土地のものが合うという考えのもと、小麦以外の食材もなるべく北海道産のものを使用しているそう。
こちらのグランシェフは、世界中のパン好きがリスペクトする「シニフィアン・シニフィエ」の志賀勝栄さん。また新しい味に出会えるのだな、とわくわくしながらお店に買いに行った日を思い出します。
低温長時間発酵のパイオニアである志賀シェフの技術と、北海道の食材のかけあわせによって生まれたパン。材料同士がお互いが引き立てあう、しあわせな関係が成り立っております!
私が初めて食べたコロンのパンは、リュスティック。衝撃のテクスチャーに感動しました。外皮は薄めでぱりっと、そして中は潤っています!ふわふわを超えてしっとりみずみずしく、素敵な口どけ。飲めてしまうのでは、と思うほど。でもそこで飲まないで!味わうほど、粉の旨みが感じられますからね。
ほかにも期間限定のカンパーニュは、華やかな材料の組み合わせに気分があがりました。ナッツやフルーツがたっぷり入っていて、かつパン生地そのものの味もしっかり感じられる、そこのバランスがすばらしい。
もう、魅力的なパンばかりで、なかなか選ぶのがたいへん!そこでコロンのパンが初めての方にはまず、「coron定番パンセット」をおすすめします。
セットには、さまざまな生地のパンが入っています。たとえば道産とうきびのリュスティック、なんてこれまた絶対おいしいでしょう!という組み合わせですよね。材料の組み合わせ方や北海道の食材を知ることができるのが楽しいです。
どれも粉の種類や配合が違っていて、どれも粉の味が最大限に、いや、それ以上に引き出されていて、そのままでもおいしい。食感、味わい、香りがそれぞれ違うんです。
何と組み合わせて食べるか考えるのが楽しいです。やはりここは北海道のものをあわせたい。北海道産のチーズやハムとの組み合わせははずせないでしょう。これからの寒い季節、北海道産の野菜でシチューやスープを作るのもいいですね。
朝食に、お弁当に、ワインと一緒に、ホームパーティの手土産に、日常を飛びっ切りに、そして寄り添ってくれるパンのラインナップ。ご近所の方がうらやましいな。でも、こうしてお取り寄せできるなんて有難いことです。
パン好きな方にはもちろん、食にこだわりのある方にも、きっと喜ばれるはず。自信をもっておすすめします。軽やかで健やかな味わいのパン。ぜひ食べてみてくださいね。
【編集部注】
セットの内容は、時期によってサイズ感などが変わる可能性があります。詳しくはショップの販売ページをご確認ください。
河原有里さん(フードコーディネーター・料理家)
総合商社食品部勤務時代に様々な食品原料輸入や加工食品開発を担当、国内外でいろいろと思いっ切り飲んで食べる。料理留学先のイタリアで郷土料理に目覚める。現在はワインや食まわりのコーディネート、企業や店舗、広告等のレシピ・商品開発などで活動中。「食中酒」好き、お酒と食事のペアリングを日々研究中。
[ウェブサイト] yurigoro5(Instagram)