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chicoさん(スイーツライター)

味わいまでカラフル! 果実味弾けるリベラルな羊羹

 フルーツの羊羹(NEXT 100 YEARS)

羊羹というとひと昔前まではもっと、ドスンと重くて黒くて渋めの存在だったわけですが(それはそれでまた良い)、数年前から新たな動きを見せています。

老舗和菓子店からコーヒーロースタリーまで、幅広い作り手たちが、それぞれのアプローチで羊羹を表現。デザインも味わいも、今の私たちにすんなり馴染むものや心躍るものが続々現れています。

前に、ある雑誌でそんな進化系羊羹のページを作ろうと思い立って、日本中のさまざまな羊羹を集めて食べてみたのですが、その中でもたまらなく惹かれたのがこの「フルーツの羊羹」でした。

乳白色にオレンジやイエローのラインがうっすら浮かぶ姿は、すりガラスみたいで引き込まれてしまう。カットすると断面は一際鮮やか。モザイクみたいにカラフルに輝き、どこを切っても断面美に萌えられます。

これまでのセオリーに囚われないリベラルな羊羹は、京都「NEXT 100 YEARS」の作。パズル仕掛けのものやストーリーを秘めたものなど、クリエイティブな落雁で、宇宙のように無限に和菓子の可能性を広げてきた「UCHU wagashi」から生まれたブランドです。

「アイディアがルールや常識に縛られたり依存したりするのではなく、もっと自由に今の生活を豊かにする、楽しいお菓子を作りたい」と、発案もデザインも全てこなす「UCHU wagashi」代表、木本勝也さん。「UCHU wagashi」の落雁も「NEXT 100 YEARS」の羊羹も、そうした思いから生まれたと言います。

伝統を変えずに守ることはもちろん素晴らしいけれど、時代はいつも流れているもので、今だってその時の流れの中にある。だからこそ、本当に良い伝統文化の魅力を分解して、今の私たちにフィットするお菓子に再構築していく、というわけです。

フルーツの羊羹は、羊羹の中にさらに色とりどりのフルーツ羹が散りばめられているのですが、断面のデザインを考えながらフルーツ羹を手で一つずつ並べてから、白餡羊羹を流し入れていくそう。

フルーツはぶどう、甘夏、桃の3種。香料などを使わず、甘酸っぱい果物をそのままに味わわせる、もはやフレッシュゼリーの感覚。甘さスッキリの白餡羊羹は、卵白を入れることで、軽やかにしながら柔らかい白色に仕立てています。

白にフルーツの色彩がきらめく一片を口にすると、白餡羊羹の優しいまろみに、キュンと甘酸っぱいフルーツが弾けるよう。羊羹のイメージを覆すジューシーさで、味わいまでもカラフル! 羊羹はあんまり……と思っている人にこそぜひ試してほしい、すっきり心地良いおいしさです。

またこの羊羹、日本茶はもちろん、紅茶、ハーブティー、コーヒーにもしっくり合います。さらには日本酒やスパークリングワインとのペアリングも最高に幸せ! どんなドリンクとも合わせやすいから、毎日の生活のあらゆるシーンにフィットします。

日々の暮らしを豊かに彩る羊羹。この先の羊羹はもっと楽しく、自由に、身近になっていきそうです。

chicoさん(スイーツライター)

スイーツトレンドに精通し、「anan」や「Hanako」、「エルグルメ」はじめ多数の雑誌やWeb、TVでスイーツ記事の執筆や特集企画監修・出演を行うほか、ギフトのセレクトショップ、ECサイトなどでスイーツ監修も手がける。「anan」で「Food topics 〜chicoのお菓子な宝物」、「サルース」で「もらって嬉しい手土産スイーツ」を連載中。『東京の本当においしいスイーツ探し』シリーズ監修。共著に『東京最高のパティスリー』。

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