お取り寄せの達人のオススメ!
井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)
女性ホルモンに似た働きの大豆イソフラボン、毎日おいしく!
この「大豆ぽん」、見かけは、ちょっと地味ですよね。とかく食べ物はカラフルなものに惹かれがち。
でも、私が食品メーカー時代に取材したモデルさんたちは、茶色い食べものを習慣づけていました。基本となるのが、玄米や全粒粉といった精製していない穀物や、大豆製品です。
食べ物が、私たちの体や心を形成するのに役立つのはいうまでもありません。派手さはなくても、体と心にとって良質なものを摂り続けることで、日々の暮らしがじわじわと確実に上向いていきます。
米国で長年好評を得ているレストラン、シェ・パニースの創業者であるアリス・ウォータースさんは、新著『We are what we eat』で、毎日の食事が、生活のすべてに染み込み、その人の考え方や価値観、社会の文化を作っていくと語っています。
日本の食文化の中でも、女性におすすめなのが、大豆製品。なぜなら、大豆に含まれるイソフラボンという成分は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た作用を持つからです。味噌や納豆、豆腐、おから、豆乳、油揚げや厚揚げなどは、食事として摂ることができます。そして、おやつとしておすすめなのが、この「大豆ぽん」。
日本の食生活は、大豆なしでは成り立ちません。一方、大豆の自給率は7%(農林水産省、平成29年度)、食品用に限っても25%しかありません。味噌・醤油といった日本の食文化の根幹である大豆の70%以上を、海外に依存しているという現状なのです。
一方、この「大豆ぽん」は、国内産。滋賀県で作られた丹波黒大豆と丹波白大豆を使っています。甘味づけには、沖縄産原料糖・本和香糖が使われています。この「本和香糖」は、さとうきびや甜菜(てんさい)から作られる糖の原料に含まれるミネラル(微量栄養素)や風味が残っているので、精製された砂糖に比べて、やわらかい、やさしい甘さが味わえます。
最近では、やわらかいパンやプリンなど、「やわらかさ」が求められる傾向にあります。でも、「噛む」というのはとても大事。
咀嚼の効用はたくさんあります。たとえば、よく噛んでゆっくり食べることで、脳の満腹中枢が刺激され、肥満の予防になります。よく噛むことは、脳への血流増加に役立ち、集中力や脳の働きに貢献します。よく噛むことで、顔のたるみを防止し、表情が豊かになります。
「大豆ぽん」は、ほどよい噛みごたえがあり、クセになります。大小、どちらのパッケージもファスナーがついているので、仕事や旅行など、外出時の持ち運びにも便利。家では大パッケージ、出かける時には小パッケージと、使い分けもできます。毎日、おやつの習慣にすれば、大豆イソフラボンの摂取だけでなく、咀嚼を習慣づけることにもつながるでしょう。
ある女優さんは、お菓子を食べたくなった時、代わりに大豆を食べているそうです。あなたも、一瞬で終わらない、いつまでも続く美と健康のために、「大豆ぽん」を日々の食生活にとりいれてみませんか。
井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)
ライオン(株)、JICA海外協力隊、日本ケロッグ等を経て独立。食品ロス削減推進法成立のきっかけを作った。著書に『食べものが足りない!』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』(第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)他。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和二年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。
[ウェブサイト] office 3.11