お取り寄せの達人のオススメ!

井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)

プルプルで滑らかな食感に驚く。「わらびさん」が作る、40年間ずっと一番人気のわらび餅

 生わらび餅 6切れ入り

私が「食」に興味を持ったのが5歳の時。風邪をひいたとき、母がつくってくれる「くず湯」が、火にかける前は液体なのに、火にかけるとだんだんゲル状になってくるのがとてもおもしろく、なんでこんなふうにかたまってくるんだろう?と不思議に思ったのがきっかけです。

小さい頃、おやつとしてみたらし団子などの和菓子を食べていたこともあり、もちっとした食感のものを好んで食べるようになりました。

JICA海外協力隊の食品加工隊員として赴任していたフィリピンでは、キャッサバというイモを使ったキャッサバケーキというのがありました。バナナの葉っぱでくるまれ、見かけは黄色くて、ココナッツの香りがする、もちもちした食感の、ちょっと「ういろう」に似ているようなお菓子です。市場に売っているのを見つけると、よく買ったものでした。

小さい頃から「もちもち」した食感のものが大好きだった私が「これは美味しい!」とおすすめするのが、千壽庵吉宗の「生わらび餅」です。約40年前、先代庵主が長い年月をかけて古文書をひもといて当時の味を再現させたそうです。

原料として、本わらび粉のほかに、鹿児島県産の甘蔗(かんしょ)のでんぷんをつかっています。2種類を独自の配合で合わせて練り上げ、一晩ねかせます。

千壽庵吉宗には「わらびさん」という、わらび餅のプロフェッショナルである職人集団がいらっしゃるそうです。その職人たちが手作業で仕上げたのが「生わらび餅」。まさに、究極のわらび餅といえます。

安く売られている市販のわらび餅の中には、増粘多糖類や加工澱粉など、食品添加物を使っているものもあるそうですが、千壽庵吉宗の生わらび餅は添加物をいっさい使っていません。

今回おすすめする「生わらび餅」のほかにも、「純本生わらび餅」というのがあります。こちらは国産の本わらび粉100%で作られたもので、色は黒緑色をしています。6切れで3,000円(税込)と、ちょっとお高めなので、私はいつも6切れ800円(税込)の「生わらび餅」を愛用しています。

きな粉は、超微粉末のきめ細やかなもの。最初はきな粉をかけずに食べ、次にきな粉を食べると、二度楽しめます。

奈良・東大寺にほど近い奈良総本店や、秋篠寺の北の方にある奈良市内の押熊店、近鉄奈良駅構内などで買うことができます。2024年には奈良県富雄市に近い奈良市内にも新たなお店がオープンしたそうですが、遠方に住んでいる人にとってはお取り寄せが便利です。

冷蔵庫に入れてしまうと固くなるので、常温保存が必須。そして日持ちは3日間。プルンプルンの食感のわらび餅、その弾力性に驚くはずです。ぜひ一度ご賞味あれ。

井出留美さん(食品ロス問題ジャーナリスト)

ライオン(株)、JICA海外協力隊、日本ケロッグ等を経て独立。食品ロス削減推進法成立のきっかけを作った。著書に『食べものが足りない!』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』(第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)他。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和二年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。

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