
お取り寄せの達人のオススメ!
池守りぜねさん(ライター)
お湯をかけて1分で完成。かわいい茶壺に入った本格しるこ
肌寒い季節になると、身体の中から暖まりたくなりますよね。冬ならではの美味しさといえば、温かいおしるこ。ちょっと小腹が空いた時にも、スープのような満腹感を得ることができます。
この見た目にもかわいらしい茶つぼしるこは、長崎県島原市にある老舗和菓子屋「三勇堂」の和菓子。三勇堂は、大正十二年(1923年)に創業以来、素材を生かした和菓子を提供しています。茶つぼしるこ以外にも、島原半島の新鮮な卵を使った蜂蜜かすてらや、つくね芋を使った薯蕷(じょうよ)まんじゅうなども作っています。
茶つぼしるこは、三勇堂初代の出身地がお茶の産地であったことから、お茶と自店の繁栄を願って茶つぼをかたどったしるこが生まれました。
あんこの重みを感じる茶つぼを、そのままお椀に入れて熱湯を注ぎます。そのままだとパリッとした食感の最中ですが、1分ほどでお湯が滴り、最中の皮の中にあるあんこも溶け出します。ゆっくりと箸で撹拌し、柔らかくなった最中とあんこを一緒にいただきます。
口の中にはあんこのほのかな甘みと、お餅のように柔らかくなった最中の皮が広がって、ほくほくとあたたかい気持ちになっていきます。お湯をかけて、壺の形の最中が溶けて変わっていく様子は、子どもたちも喜びそう。個包装なので、家族や友人とシェアできるのも便利です。年末年始の人が集まる機会には、食べて盛り上がれるスイーツです。
茶つぼしるこは、そのままお椀に入れるだけですぐ出来上がるので現代のファストフードと言えそう。常温で保存できるので、食べたくなったらお湯を沸かすだけですぐ作ることができます。ちょうどお椀一杯分の量なので、夜食に食べても食べ過ぎてしまうこともないサイズ。あんこの絶妙な甘さが、なんともクセになります。
スローライフともいえるゆっくりした時間を、おしるこを食べながら感じてみるのも良いかもしれません。あんこの甘みは、さっぱりとした緑茶や、渋みのあるほうじ茶にもあいます。温かいもの尽くしで、寒い冬も乗り越えられそうです。

池守りぜねさん(ライター)
グルメ雑誌の編集などを経て、主に女性向けのWeb媒体でライターとして活躍中。お取り寄せはもちろん、カフェとカレーとデパ地下グルメ巡りが趣味。料理は作るのも食べるのも好き。
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