どこでもねぎ焼き
嵐山のむら
1999年創業、京都嵐山に「嵐山のむら」はあります。渡月橋を渡ったら1分ほどで到着、人混みに疲れたなというときにも、とても良い癒しになるお店です。
私の友人にも、嵐山に行くたびに家族でこの「のむら」の名物であるわらび餅や「嵯峨のねぎ焼き」を食べに行くというファンもいるほどです。
私がこのお店を知ったのはちょうど一年くらい前のことですが、初めて訪れたのにまるで「ただいま!」と言いたくなるような雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。
隅々までお掃除が行き届いたお店でいただく、野村家で昔から作られていた手作りの甘味や、京都の素材を使ったメニューはどれも素朴で懐かしく、それでいて徹底して丁寧に作られています。
その中で一番人気の「嵯峨のねぎ焼き」がこちら。お店の味をそのままに自宅で再現できるように、液状になった生地、京都の九条ねぎ、国産牛をつかったそぼろこんにゃく、卵以外のすべての材料がセットされています。
どうしたらこんなに細かくこんにゃくをきれいに切れるんだろう?と思うようなそぼろこんにゃくに、お店でも驚いたのですが、もちろんお取り寄せでもたっぷり入っています。
丁寧なレシピが添えられていて、具材も包丁いらずなのも嬉しいですよね。ホットプレートやフライパンで簡単にのせて焼くだけで、お子様でも簡単に作ることができます。もっちりした生地にこんにゃくの食感、九条ネギの甘さがとてもおいしいです。
お好み焼き屋さんで食べるメニューとは、また違ったねぎ焼き。
関西では「一銭洋食」「にくてん」「べた焼」とも呼ばれ、小麦粉を薄く解いて焼いたもので戦後子供達がお小遣いで食べられるおやつとしても人気でした。
私の父は神戸生まれ神戸育ちですが、子供のころ鉄や釘を鉄工場の裏でこっそり拾い、お金に換えてもらい駄菓子屋さんへ食べにいった、という話を何度も聞いたことがあります。鉄工場の大人たちも見て見ぬふりで、今とは違いおおらかな時代ですね。
今も、京都や神戸で根強く残る庶民の粉もの文化のひとつです。のむらさんのねぎ焼きは、具材もたっぷり、京都の食材を使ったねぎ焼きです。お店のメニューみたいに、ビールや炭酸セットにしていただけば、夏のランチにも、ちょっと小腹がすいたなというときにもぴったりです。
コロナの影響で、なかなかお店に足を運べない方にもお店の味を楽しんでほしいと、お店をお休みされている間もテイクアウトや配達、そしてお取り寄せといろいろな試みをしていただけて、関東に住む私はお取り寄せできるようになったその日に嬉しくてオーダーをしました。
お店で食べたことのある方はより一層、嵐山やお店が恋しくなるに違いありません。初めての方はこれを機会に、嵐山にお出かけしようというきっかけにもなりますね。
更新日:2020年07月17日
【冬だけの特別!】生地のふんわりとした柔らかな口どけと とうもろこしの甘味が広がるポタージュおかき
肉と脂が織りなす絶妙な旨味をご堪能下さい!
GAKUのブレンドチョコを贅沢にコーティングした、外も中もチョコ満載のプレミアムクッキー。
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