お取り寄せの達人のオススメ!
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
金澤ブルワリーのビールは、金沢らしい華やかで晴れやかなクラフトビール
最近クラフトビールブームはすごいですね。私も旅行するたびに、その場所、もしくは近隣でできたクラフトビールを飲むのがとても楽しみです。
ただ、下戸なので、一瓶だったり、一缶だったり、一杯だったり。だからこそ、本当に愛おしむように、自分のお酒の弱さも慈しむように、大切に飲んでおります。一球入魂といいますが、一杯入魂てな感じかな。
あまり旅行に気軽に行けない昨今ですが、去年、間隙をついて金沢に寄らせていただきました。とっても素敵なひとときだったのですが、そこで、現地の方に連れて行っていただいたのが、金澤ブルワリー。
代表は女性で鈴森由佳さんという方。当日はいらっしゃらなくてお会いできなかったのですが、醸造担当の若者とお話をすることもできました。
2015年に会社設立。2016年の春に第一号のビールをお披露目したということで、すでに6年目。6年生ですね。
いくつかできたてビールを試飲させていただいたのですが、試飲でも酔っちゃう私。何をいただいたのか忘れてしまった。
ただ、とても印象的だったのが、酵母へのこだわり。醸造所の2階には、酵母培養のお部屋が。ビール酵母を全商品仕込みのたびに、自家培養しているそうです。これってなかなかないことだそうです。酵母へのこだわりが、この金澤ブルワリーの真髄なんですね。
金沢旅行から帰宅してすぐに、ホームパーティーをよくする友人宅に贈り、大好評。私もゆっくり味わいたいので、自宅用にも。
ブルワリーイチオシの赤いラベルの「ペールエール」は、すっきりと苦味の絶妙なバランス。大好きな黒ビール「スタウト」は、黒ビールとしてはすっきり目。コーヒーフレーバーで、飽きのこない、デザートにも合う女性にこそおすすめの味。そして白いラベルの「ヴァイツェン」は、晴れやかで華やかな味。
私はこの、3色のセットを強く薦めます。ラベルを含めたボトルのデザインがとっても素敵で、目でも味わえます。このあたりが、伝統と新奇さが共存する金沢の街が生み出すビールらしさです。
が、なんとなんと、グルテンフリーの「ジンジャリカ」もあります。通常なら麦芽を使うビールですが、替わりに米飴を使って、生姜で風味をつけたという、グルテンフリー発泡性アルコール飲料。これ、飲みたいな。次回はこれが入ったセットを買ってみたいと思います。友人の中にも、グルテンフリーな生活をする人が多くなってきたので、彼女たちにも教えたい!
そしてもまた、次は鈴森さんに会いに、金沢にいきたいな。地ビールは、その地域の人の魅力でもあると思うから。こんなおいしいビールの原点の鈴森さん、素敵な方に違いない!
村山らむねさん(通販評論家 消費生活アドバイザー)
通販好きが嵩じて、1995年に開設した個人サイト「らむね的通販生活」が話題を呼ぶ。以後、日本最大のショッピングモール「楽天市場」の楽天市場ニュース、日経MJのコラム執筆や、テレビ・講演などを通じて、消費者サイドからみた通販やオンラインショッピングの楽しさを発信中。肩の力が抜けていながら、何故か読むとぐいぐい惹きこまれる独特の「らむね節」にファン多数!田町のオーガニックカフェ「NoosCafe」の共同オーナー。
[ウェブサイト] らむね的通販生活