喜びと楽しさの味、作り手の笑顔が浮かぶケチャップ。

毎年青山で岐阜県郡上市の物産展があり、それを毎回楽しみにしていて、大量に買っているという「明宝ケチャップファン」の方から教えて頂きました。とにかく美味しいケチャップがあるのよ！と、力説されて私も一瓶購入してみたのが出会いでした。

ケチャップに美味しいも美味しくないもあるのかな・・・と、最初は半信半疑でしたが、一口食べて（なめて）みてその美味しさが他とは群を抜いている事がすぐにわかりました。想像をはるかに超える優しい素材の味に、感動したのでありました。ケチャップというより、それはまるでトマトのジャムのようでした。完熟の桃太郎だけを使って、余計なものは入れずに、丁寧に丁寧に作られたその過程が物語のように浮かんくるかのようでした。

それもそのはず、このケチャップを作っているのは、なんと！農家の奥様たちなのだそうです。せっかく作ったトマトも、形が悪くて出荷できなくてもったないね・・・という思いからケチャップ作りが始まったのだそうです。大鍋で何時間も煮込んで、瓶詰めまで全部手作業。この明宝ケチャップには、作り手の奥様たちの、明るく元気で楽しい味が大量に含まれていることを感じるのです。それと同時に、お料理は楽しみながら作ることが何よりの味付けなのだと気付かせていただいたのでありました。

トマトピューレのようでもあり、トマトソースにもなり、ジャムや蜂蜜のような甘美を持つ、不思議なケチャップです。どうぞ一度お試しあれ！

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