2009年から続く「えひめスイーツコンテスト」は、愛媛県産の農産品を使った地産地消スイーツのコンテスト。「トシ・ヨロイヅカ」鎧塚俊シェフや、愛媛県ご出身の「アステリスク」和泉光一シェフといった著名なパティシエの方々と共に、私も毎年、審査を担当させていただいています。
その「えひめスイーツコンテスト2013」において、プロ「お土産スイーツ」部門でグランプリを獲ったのがこちらの「Cake aux epi-orange(ケーク・オ・エピ・オランジュ) ~えひめの大地の贈りもの~」
このお菓子を作られた「ゴトウ洋菓子店」の後藤大輔シェフとは、実はそれ以前から面識がありました。
お店は、愛媛県の中でも松山から東寄りの四国中央市にあり、お父様も、2009年の第1回コンテストプロ部門で準優勝された方。後藤大輔シェフは、東京のフランス菓子の名店「ルコント」で修業され、その当時に「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」主催のガレット・デ・ロワコンテストで優勝されたことも。埼玉県春日部市にある「菓子工房オークウッド」で二番手のスーシェフを務められた後、故郷に帰られ、ご実家のお店で父子二代での菓子作りをスタートされたのです。私もお店を訪ねたことがあり、ぜひこれからも頑張っていただきたいと願っていました。その期待どおり、ご帰郷から2年目を迎えたこの年、見事なグランプリ受賞となられたのでした。
このケークには、愛媛が誇る柑橘類と、もう一つ、愛媛県が全国生産量で連続1位の「はだか麦」が使われています。「エピ」とはフランス語で「麦」のこと。表面に絞られた香ばしい麦粒入りのダックワーズ生地は、表面がサクッ、中がふんわりとした食感の中で麦の噛み応えがアクセントに。見た目のデザインも麦の穂のようになっています。
下のケーク生地は、伊予柑の皮のシロップ煮を細かく刻んだものがたっぷりと混ぜ込まれたしっとり食感。オレンジ風味の洋酒グランマルニエが華やかな香りを後押しします。さらに、清見オレンジとブラッドオレンジの果汁を、パート・ド・フリュイと呼ばれるゼリー状に固めて中に入れて焼いているため、カットすると、コロンとしたオレンジ色の角切りが顔をのぞかせ、口にすると、きゅんとするような爽やかな酸味が広がります。
愛媛の恵みをいっぱいに表現したこちらのパウンドケーク。お店では既に人気商品となっていましたが、2016年夏より「えひめスイーツプロジェクト★えひめスイーツ愛ランド」オンラインショップで購入可能となり、遠方の方でも入手しやすくなりました。
味が優れているだけでなく、美しいデザインの見た目も、まさに手土産としてぴったり。日本各地で活躍されているパティシエの皆様の思いを感じていただきつつ、ぜひ召し上がっていただきたい自慢の「えひめスイーツ」です!
平岩理緒さん
(スイーツジャーナリスト)
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