お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
バスクの名店で出会った感動! 焼き色濃厚、話題のチーズケーキ
「カオリーヌ菓子店」を手掛けるかのう かおりさんとは、「フランスチーズ鑑評騎士の会」を通じてお会いしました。チーズに魅せられ、お仕事を退職されて1年間フランスに留学されたほど、チーズを愛する方。帰国後、2007年に通販限定のチーズケーキ専門店としてオープンされたのが「カオリーヌ菓子店」です。
最近、メディアで取り上げられて話題となった「バスクチーズケーキ」と言えば、元は、スペインバスクの有名バル「ラ・ヴィーニャ」の看板メニュー。かのうさんも留学時代に、フランスとスペインの国境にまたがるバスク地方によく通っていて、こちらのチーズケーキに出会い衝撃を受けたと言います。
その味を目指して試行錯誤し、完成させたのがこの品。何と言っても、焦げる寸前までしっかりと焼いたカラメルのような香ばしさが印象的! 口にするとほろっとして、しっとりとけていきます。使用するクリームチーズはデンマーク産。大手メーカー製ではなく、小規模なメーカーによる手作り感のあるものを気に入って、使い続けているそうです。ほのかな酸味が、しっかりとした甘みと、贅沢に使ったチーズの濃厚なコクをより引き立ててくれます。
「カオリーヌ菓子店」のお菓子は全て小麦不使用だそうです。他にも、デンマーク産ブルーチーズや、フランス産カマンベールチーズを使ったチーズケーキを販売していますが、それらも全て小麦粉不使用。実は、かのうさんの身近にも小麦粉アレルギーの方がいらっしゃるそうで、こちらのチーズケーキには、そんな方にも心おきなくお菓子を楽しんでほしいという気持ちも込められているのです。
冷凍で届くので、解凍は、食べる前に冷蔵庫で6-7時間ほどかけてゆっくりするのがベストです。夏はひんやり冷たいままいただくのもよし。室温に戻して食べても、また、ほんの少し電子レンジ等で温めても、味わいや香り立ちの違いが楽しめます。
コーヒーや紅茶とはもちろん、バスクのバル風に、ワインと合わせても相性抜群! かのうさんのおすすめは、発泡性のワインや、タンニンのある赤ワインとのマリアージュだそう。辛党の方へのギフトにもおすすめです。
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース オーサー
All About スイーツガイド
『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
令和アカデミー倶楽部「金沢の新年菓子食べ比べ~福梅や花びら餅」講座