お取り寄せの達人のオススメ!

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

サクサク軽やかで中しっとり!心和む味わいの、コンテスト優勝チーズタルト

 タルトフロマージュ ヒュッゲ 15cm

秋の始まりと共に、お菓子もチーズやナッツを使った少し濃厚なものが美味しく感じられる季節となりますね。このチーズのタルトも、そんな、秋冬に特にお勧めしたいお菓子の1つです。

こちらは、2017年11月、板橋区ときわ台駅最寄りの住宅街の中にオープンしたパティスリー&カフェ。「プティ サパン」とは「小さな樅の木」の意味。神奈川県海老名市の有名店「パティスリー タダシヤナギ」オーナー柳正司シェフのもとで10年間腕を磨いた後、「クリオロ」サントスシェフに学び、フレンチレストランで料理の勉強もした、成田博史シェフのお店です。

この「タルトフロマージュ ヒュッゲ」は、成田シェフが、2010年に開催された第3回「BUKO(ブコ) クリームチーズ コンテスト 2010」に挑戦し、焼き菓子部門のトップ、優秀賞を獲得したお菓子。私も取材に伺いましたが、成田シェフは当時、「パティスリー タダシヤナギ」のお店でも焼き物を中心に担当していらして、試行錯誤を重ねて、この品を作り上げたのです。

「ヒュッゲ」とはデンマーク語で、人と人とのふれあいから生まれる温かな居心地のよい雰囲気や時間の意味。その名のとおり、このタルトはデンマーク産の「BUKO クリームチーズ」を使って、「家族の団らん」を表現したお菓子です。

サクサクの土台の生地の中に流したアパレイユには、クリームチーズにヘーゼルナッツパウダーとアーモンドパウダーを合わせ、レーズンとセミドライのあんずも混ぜ込んでいます。シンプルに焼き上げた構成。飾りにはクランベリーやピスタチオものせられ、酸味や食感がアクセントとなっています。

クリームチーズの美味しさを焼き菓子で表現するのは、生菓子以上に難しい点があります。単にクリームチーズの量をたくさん入れただけでは、ずっしり重たすぎて、食べづらくなってしまうことも。やはりバランスが決め手となります。

このチーズのタルトは、口当たりはふんわりと軽く、中はナッツのコクとチーズのまろやかさと香ばしさが相まって、しっとりとした食感が特徴。土台の生地も厚すぎず甘すぎないため、やはり軽やかです。これならば、普段、あまり甘いものを召し上がらないお父さんや、祖父母世代の方も含め、ご家族の皆さんで楽しんでいただけます。

冷凍で届きますが、常温解凍してしまうと、せっかくの生地のサクサク感が損なわれるので、召し上がる時には、あらかじめ180℃ほどに温めておいたオーブンに冷凍のまま入れ、10~15分程度、温めてどうぞ。表面が焦げないよう、上にアルミホイルをかぶせると安心です。焼き上がったら、網の上で粗熱を飛ばすと、よりサクサク感が増しますし、秋が深まる頃には、温かいままいただくのも味わい深いです。

お気に入りのコーヒーや紅茶を淹れて、家族やお友達とゆったり過ごしながら、一緒に「ヒュッゲ」なひと時を楽しんでほしいお菓子です。

平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)

スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。

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『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
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