お取り寄せの達人のオススメ!
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
あの「惑星ショコラ」から誕生した夢のコラボ、ロマン溢れる注目の「惑星ジェラート」!

2025年1月、リーガロイヤルホテル大阪にある「ショコラブティック レクラ」から、注目の新作ジェラートが登場しました。
その名も『惑星ジェラート「プラネット グラッセ」』。あの、地球と太陽系の惑星をボンボンショコラで表現し、大人気商品となった「惑星ショコラ」がジェラートになったのです。そうと聞けば、これはぜひともいただかなくては!と思わずにいられませんでした。
しかも今回、ホテルのシェフショコラティエ岡井基浩氏がコラボレーションしたのが、イタリア政府公認の洋菓子世界大会の1つ「The World Trophy of Pastry Ice Cream Chocolate(FIPGC)」で世界一を受賞した東京・世田谷区「YAYOI TOKYO」の大塚陽介氏。水にこだわったジェラートやパフェが人気で、私も何度も伺っているお店です。
岡井氏が大塚氏の作り出すジェラートの味の表現に惚れ込み、惑星ジェラートの共同開発を進めたと伺い、新たな出会いから生まれた創作に思わず嬉しくなりました。
惑星ジェラートの味は、地球(ピスタチオ)・火星(ヘーゼルナッツ&オレンジ)・木星(バニラ&ブランデー)・土星(ラムレーズン)の4種。主に、基になった「惑星ショコラ」のフレーバーをベースとしていますが、地球だけは、もとはシンプルなプレーンガナッシュのショコラだったところ、青色と緑の色彩にぴったりなピスタチオフレーバーとなりました。
私が特に好きなのは、香ばしいヘーゼルナッツのアイスクリームに、甘酸っぱいブラッドオレンジを合わせた火星ジェラート。木星は、バニラとショコラにブランデーがしっかりと効いた大人向け。逆にラムレーズンは、お酒感が強すぎることなく、ほのかで上品な味わいでした。
地球は心穏やかに。火星は勝負時に自分を応援。木星はちょっと背伸びして神秘的に。土星はゆったりとくつろいで。その日の気分に合わせて、星占いのような気分でフレーバーを選ぶのもいいですね。
ドーム状のケースに詰められているので、手の平に包むようにして20~30秒ほど温め、蓋を開けて少し押し出すようにするか、スプーンのふちやつまようじで端に空気を入れると、するんと半球状のジェラートが出てきます。
口径の大きなパフェグラスや、サンデーやプリンアラモードを盛り付けるような脚付きのガラス器に好きなアイスを組み合わせて、季節のフルーツなども添えれば、気分の上がる豪華なデザートの完成です。
全体に濃厚な味わいなので、夏にはもちろん、寒い季節でも一年中楽しめる満足感!作る過程も含めて、ご褒美として楽しめます。
現在、これ以外の「水星・金星・天王星・海王星」も開発を進めていて、今後太陽系8種のフレーバーが勢ぞろいする予定とのことなので、それも楽しみですね。
ボンボンショコラの「惑星ショコラ」も通年販売されているので、一緒に取り寄せて、1つずつ対照させながら味わってみても面白いですよ。
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
[ウェブサイト] 幸せのケーキ共和国Yahoo!ニュース オーサー
All About スイーツガイド
『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』&『東京最高のパティスリー』
監修本『厳選スイーツ手帖』(世界文化社)
監修本『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)
「おいしいマルシェ」(「人気店の定番スイーツ」vol.65)
「偏愛東京」スイーツ連載(8回目)