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嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)

地元素材を使った地ビールのバリエーションは特筆すべき存在に。

 <まめ茶ブラック入り>初めての「TAKATSUGAWA RIVER CRAFT」6種類セット

個性あるクラフトビール(地ビール)が各地で生産されるようになりました。先日たまたま都心の繁華街に、欧米のみならず日本全国の地ビールラインナップが10種類もあるパブに行き、聞くと連日大盛況だそうです。グラスに継がずにボトルのまま飲む干す人も多く、往年の英国パブを彷彿とさせる賑やかなシーンがありました。

仕事柄、島根県に出向くことが多く、その中で見つけたのが今回ご紹介する高津川リバービアのクラフトビール6種類のフレーバーセットです。

山口県に近い島根県西部を流れる高津川。清流日本一に何度も選ばれ、天然の鮎が生息しています。その河川流域で生産される素材を散りばめた高津川リバービアのクラフトビールは、2020年のファーストリリース後、地元に愛されながら着実にその評判が浸透しています。

特徴を一言でいうと、さわやかな味わいのバリエーションに尽きます。いわゆる「普通」のに近いビールは和ヴァイツェンでしょうか。麦と酵母からくるほのかなフルーティさが特徴のヴァイツェンです。隠し味に醤油が仕込まれており、出汁を効かせた和食との相性がバッチリです。

私が一番好きなのが益田マスカットエール。地元益田市内のぶどう園で栽培されたシャインマスカットを加えてぶどうの香りを引き立てたホワイトエールです。食前酒としてぐいっと飲むには最高の一杯!

女性に人気なのが美都いちごセゾンですね。単にいちごの香りがするビールではありません。益田市美都を拠点に栽培されている上品な甘味と高い香りの美都いちごをバランスよく使い、すっきりと飲みやすいセゾンスタイル(ベルギービールに多い上面発酵)に仕上げています。

塩味の利いた生ハムなどと合わせると味覚が覚醒しますが一番の楽しみ方は休日の朝、ゆっくりと起き上がった後に、ベランダで初夏の日差しを浴びながらプシュッと明けてぐいっと飲むのが最高です!

そのほか、ゆずファームハウス、クロモジギャルド、新発売のまめ茶ブラックなど個性ある地元素材を使ったフレーバービールが揃います。この6本セットはほんとうに楽しいですね。

代表を務める高津川リバービアの上床絵理さんは、九州の大学を卒業後に東京で国家公務員として会計検査院に勤め、2020年に島根県益田市に移住して起業。爽やかな笑顔が素敵な方で誰からも愛されるキャラで、その持ち味そのままビールになっていると言っても過言ではないでしょう。地元に根付くというのは、商品の魅力と生産者の個性が一体になっていることがとても大切なのです。

日本ではワインにしてもビールにしてもナショナルブランド以外に小さくても個性あるブランドがたくさん育つ恵まれた時代になりました。その中で高津川リバービアのクラフトビールはゆっくりながら着実に育っていくことでしょう。

嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)

全国の食材や加工品をPRするフードビジネスデザイナー。自然、風土、生産者、素材、そして料理人とその先にいる顧客、食に関わるすべての方が幸せになるような「フードデザインによる地方創生」を仕事にしている。おとりよせの達人ほか、02年よりオールアバウトにてフレンチガイド、ぐるなびのippinキュレーターを務める。北海道出身。

[ウェブサイト] All About フレンチガイド
※本ページにはプロモーションが含まれています

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