お取り寄せの達人のオススメ!
甲斐みのりさん(文筆家)
漢方の視点に基づきブレンドされた、華やかで体に優しいお茶
どうにも昔から寒さに弱く、冬の間は一日中部屋の中で過ごすことも。今年はさらに日頃から、できる限り不要不急の外出を控えているため、例年よりも巣ごもり用の買い物が増えています。
仕事や家事の合間のおやつの時間はもちろんのこと、読書や映画鑑賞などの趣味の時間の大事なおともは、ほわほわっと体を温めてくれるさまざまなお茶。キッチンの一角に“ドリンクバーコーナー”を作り、いくつもの缶や瓶の中に、お気に入りの茶葉を保管して、朝も昼も夜も違った香味を楽しんでいます。
そんな中、今年出合った中で一番のお気に入りが、「柿の葉とローズのグリーンルイボス茶」。
ショップ、キッチン、ギャラリー、アトリエ、スタジオなどが集う複合施設で、古家具、古道具、雑貨、本、グリーン、食材などを販売する、新木場の「CASICA(カシカ)」内にある「Arkhē apothecary&kitchen(アルケー・アポセカリー・アンド・キッチン)」で、直接話しを伺いながら求めました。
乾物屋でもあり食堂でもあるArkhē apothecary&kitchenには、薬膳の視点から生み出したメニューや、お茶やグラノーラなどが取り揃います。
乾物売り場には、大きな棚にずらりと瓶に入った量り売りの食材が並び、凛とした気配が漂う海外の薬局のような佇まい。静謐な空間で、じっくり自分の体調と向き合うことができます。
私は、料理ユニット「南風食堂」を主宰する三原寛子さんと、鎌倉市大船の杉本薬局が監修を手がけた5種類のお茶の中から、香りや効能を考慮して、「柿の葉とローズのグリーンルイボス茶」を選びました。
グリーンルイボス、ハトムギ、ローズ、柿の葉、ローズヒップ、朝鮮人参のブレンドには、ビタミンCやポリフェノールが多く含まれ、華やかなローズの香りが多幸感をもたらしてくれます。緊張感をともなう一仕事を終えたり、特にリラックスしたいときこのお茶を味わうと、身体中が優しく和らぎます。
他に、「薄荷と陳皮の文山包種茶」「生姜と桂皮の焙じ茶」「ホーリーバジルと棗の三年番茶」「かきどおしと秋ウコンの杜仲茶」があります。本当は全種類、自宅のドリンクバーに常備したいほど。
筒箱のパッケージも、ちょっとかしこまった贈りものを選びたいときにちょうどいい上品なデザインです。