お取り寄せの達人のオススメ!
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
幸せな気持ちを運んでくれるてんとう虫のチョコレート
私はてんとう虫のデザインのチョコレートが好きです。その理由はてんとう虫がしあわせな気持ちとリンクしているから。子どもの頃、誰に教わったか記憶にないのですが、てんとう虫が体にとまるといいことがあるよ、幸せになれるんだよ、と言われたのを信じていて、私はてんとう虫を見つけるたびに、そっと指にとまらせたり手のひらを歩かせていました。しばらくそうしていると、大抵は指先の方に登っていって、ぱあっと赤い小さな羽根を広げて飛んで行ってしまうんですけれどね。てんとう虫の名はこの習性が由来していると言われています。天への道を教えてくれる「天道虫」。小さな体で、明るい太陽の方へ向かって飛んでいきます。
1852年創業のスイスチョコレートの老舗、マエストラーニ社が、可愛らしいてんとう虫の形のチョコレートを作っています。IMO(スイスオーガニック認証機関)の認証を取得した、ドイツのラプンツェル社の原材料だけを使ったひと口サイズのチョコレート。ラプンツェル社はドイツのオーガニック・ナチュラル・ベジタリアン食品を提供している企業で、地球環境に配慮し、世界各地のパートナーと公正な取引(フェアトレード)を続けています。
このてんとう虫のチョコレートは、サイズの小ささが可愛いのです。あとはちょっとカリメロみたいな(!)愛嬌のあるお顔がたまらない。ホイルをはずしてもさりげなくてんとう虫デザインなのもいいです。お口に入れると、ヘーゼルナッツのやわらかなクリームがミルクチョコレートと溶け合い、きっと多くの方が笑顔になってしまうことでしょう。ティータイムに1つずつ召しあがっても、いくつか小分けしてプレゼントにしても。様々なシチュエーションで楽しめそうです。
てんとう虫はヨーロッパでは幸せのシンボル。春になると一斉に冬眠から目覚めて動き出すことから「てんとう虫がとまるとあなたに春(幸せ)がやって来る」という言い伝えがあります。
新しい年の始まりに、てんとう虫のチョコレートたちが自宅にやってくるのも、とても幸せなことだと思います。
市川歩美さん(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
大学卒業後民間放送局に入社、ディレクターとして多数の番組を企画・制作。ショコラ愛好家歴は25年以上で、現在はチョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターとして雑誌、ラジオ、TV、情報サイトなどで活躍。東洋経済オンライン執筆者、オールアバウトのチョコレートガイドもつとめる。チョコレート情報サイト「The Chocolate Journal」を主催。
[ウェブサイト] Chocolat Lover's Net*The Chocolate Journal