お取り寄せの達人のオススメ!
塚田亮一さん(東京餃子通信 編集長)
自家製スープを練りこんだ皮の旨味に驚愕!「黒兵衛」の焼き餃子
今回ご紹介するのは福岡の餃子専門店「黒兵衛」の餃子です。
「黒兵衛」は、餃子の食べ歩きで福岡市内を巡った際に福岡の中心地からは少し外れた西鉄「平尾駅」近くの住宅地の中で見つけました。持ち帰り餃子を中心としたお店で、地元のファンに愛されているお店です。
福岡では通常の餃子よりも小ぶりないわゆる一口餃子が人気があり、「黒兵衛」の餃子も一口サイズの小さめの餃子です。国産小麦を使った良質な皮なので、規定の焼き方に従って焼けば、誰でも家庭のフライパンで焼き目パリパリでヒダがモチモチ食感の餃子を焼き上げることができます。
「黒兵衛」の餃子を食べると、まず皮の旨味の強さに驚かされます。旨味の秘密は皮に練りこまれた鶏ガラベースのスープ。このスープは鶏ガラの他に、豚骨、昆布、鰹節、野菜類などをじっくり煮込んで、ラーメンのスープとしても使えるほどの贅沢なスープです。
餡の具材にもこだわっていて体に優しく栄養価の高い国産素材が使われています。ビタミンB1たっぷりの鹿児島産の六白黒豚を使い、そこにキャベツ、玉ねぎ、ニラ、長ねぎなどの定番の野菜を加え、椎茸や生姜、にんにくなどで香り付けがされています。材料も贅沢で原価率の高さが気になってしまうほど。
最初は何もつけずに餃子を食べて「黒兵衛」の餃子そのものの味を楽しんでください。皮に練りこまれたスープの旨味、六白黒豚のコク、野菜本来の甘みなどがしっかりと感じることができると思います。
素材が良質なため豚肉の脂のしつこさやにんにくの嫌な臭いなどがなのでパクパクと何個でも食べられてしまうのも「黒兵衛」の餃子の特徴です。餃子のサイズも小さめなので一人で20~30個は軽く食べられちゃいます。
続いてポン酢醤油をつけて食べると味の雰囲気が一気に変わります。ご飯のおかずとして食べるときには、たっぷりとポン酢醤油をつけて濃いめの味にして、ご飯の上でワンバウンドさせてから食べると丁度良いと思います。ご飯にも餃子の旨味が移るのでご飯も美味しくいただけます。
さらには福岡の辛味の定番の柚子胡椒との相性も抜群です。柚子胡椒の辛味と香りで食欲が促進されて餃子を食べるスピードがどんどん上がってしまうので気をつけましょう。
「黒兵衛」の餃子は餃子単体でも、ご飯のおかずでも、ビールのお供でも、どんなシーンでも活躍できるオールマイティな餃子です。
今回ご紹介したプレーン餃子以外にも、トマト餃子、抹茶餃子、ウコン餃子など皮を作りわけた餃子もあるので一緒にお取り寄せして食べ比べてみても楽しいと思いますよ。
塚田亮一さん(東京餃子通信 編集長)
「餃子は完全食」のスローガンのもと、おいしい餃子を求めてどこまでも。首都圏はもとより、宇都宮や浜松などの日本全国の餃子タウン、さらには世界中の餃子風料理を日々食べ歩く餃子のスペシャリスト。「お願い!ランキングGOLD」の餃子のランキングの審査員など、TVやラジオにも多数出演。「マツコの知らない世界」で披露したオリジナルレシピの自作餃子も評判。
[ウェブサイト] 東京餃子通信